クライミングで最重要な能力は保持力?

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こんにちは!tomaです。

今回の記事の内容

・最重要な能力は【保持力】
・保持力に対する感覚・考え方
・初心者と経験者の感覚の違い
・保持力を向上させるには
・記事のまとめ
クライミングにおいて最も重要な能力は何なのか、現在の僕が辿り着いた答えを書きます。

この記事を書こうと思ったきっかけとして、

インスタグラムにて、フォローしている野村真一郎氏が挙げていた投稿でクライミングにおける最も重要な能力は何なのかという投稿がありました。

小山田大氏の意見と共に、答えとして、「保持力」が最も重要だと述べられていました。

これはクライミング界では永遠の議題となるものだと思います。

登っている方なら誰でも考えたことがあると思います。

結局、一番必要な能力って何だろう?
強く・上手くなるにはどこを鍛えると良いの?

-----最重要な能力は【保持力】-----
この問いに対する答えは、人によって変わるとは思いますが、最終的に全員が【保持力】が最重要だとなるのではないかと思います。
僕も当初から考えていましたが、何度も考え方は変わってきました。

今の答えとしては【保持力】が最重要だと考えています。

課題を登るためには様々な能力が必要ですが、その根底には保持力があると思います。
インスタグラムにて述べられていたのと同様の意見を持っています。

登る際には必ずと言っていいほど、手で何かを保持します。
保持するのはホールド、ハリボテ、ボルト穴、壁のフリクション。
ノーハンドの課題もありますが、特殊な場合を除き必ず何かを持ちます。
なので、保持力があって困ることはありません。

では、なぜ保持力が最重要なのかを書いていきます。

今まで登ってきた経験では保持感の良し悪しでかなり違いがありました。
持てるか持てないかも重要ですが、どれぐらい持てるのかでかなり変わりますよね。
少し保持感が良くなることでムーブに幅がでる、飛距離が伸びることはよくあります。

-----保持力に対する感覚・考え方-----
仮に、ホールドに必要な保持感を数値として捉えることができるとし、0~100を最大として考えます。
ただし、ホールドや体格によって100に達するまでに必要な保持力は変わります。
ガバの場合はすぐに保持感は100になりますよね。
カチやスローパーの場合は100で持とうとした場合はガバよりも多くの保持力を使います。

上記のように考えた場合、とても分かりやすいのですが、登るときは必ず100の保持感で保持しないと登れないわけではありません。ヒールフックなどの足技、楽なムーブの発見、ムーブ自動化などによって、負荷を低減することで50の保持感でも登れます。

このような経験は皆さんにもあると思います。

じゃあ、保持力なくても大丈夫じゃん!!
テクニックを極めて50で登れるようにしたら良いのでは?

これも1つの答えだと思います。

僕もテクニックを極めて登るぞと意気込んで練習をした時期があります。
その時期の成果は今も活きているので無駄にはなっていません。
ですが、テクニックに伴う保持力がないと登れません。
課題に対して保持力が足りない場合、ムーブが起こせず動けない、足を送れない、ヒールフックの体制になれない場面は多々ありました。
どんなにパワーがあっても、テクニックがあっても、保持力が足りないと実現できません。

保持というのは自分の力を出力するため、課題を登るための必要条件です。
ですが、パワーやテクニックは十分条件だと思います。
ある程度のグレードまではテクニックがなくても登れます。テクニックはあると嬉しいというスタンスで良いのかなと僕は考えています。

つまり、保持力が最重要なのではないかということです。

-----初心者と経験者の感覚の違い-----
先程の話に戻りますが、保持感を数値として捉えることができた場合を想定して初心者と経験者の感覚の違いについてまとめます。

経験者や強いクライマーからのアドバイスで

あれはガバだから大丈夫!
ガバカチだから持てるよ!
保持ればいけるよ!

なんてことを言われた方は多くいると思います。

これに対して、

カチがガバになるわけないじゃん。
全然持てないんだけど!!

となる場面をよく見てきました。

このアドバイスは決して嘘ではないと僕は考えています。
初心者と経験者の保持力の最大値には大きな差があります。
今回は初心者の保持力を軸にして考えます。
可視化すると、

一つの■で20の保持力だとした場合、

初心者 ■■■■■ (合計100)

経験者 ■■■■■■■■■■ (合計200)

という感じになります。そもそもの保持力が倍くらいあります。

ホールドに対して必要な保持力を可視化すると、

ガバに必要な保持力   ■■ (40)

ガバカチに必要な保持力 ■■■■■ (100)

カチに必要な保持力   ■■■■■■■ (140)

これを見た時点で分かると思いますが、初心者Maxと経験者50%は同じ位置にあります。

このようなことによって、保持感に大きな差が生じます。
全力保持と50%保持の2人は同じ感覚を共有することは出来ません。
そして、カチとガバカチは別だと認識しています。
軽く保持しても、保持力を発揮できるようになるからです。

つまり、どちらの感覚も合っています!

保持力の強いクライマーだからこそ、ガバカチという感覚になると思います。

これが初心者と経験者の感覚の違いです。

登り続けていくと、保持力は自然と向上します。

始めたての頃に全力で登っていた課題を登ってみてください。
当初よりは大きな感覚の違いがあると思います。

-----保持力を向上させるには-----
今までの内容で保持力は重要だということを書きました。

では、実際に保持力を上げるにはどうしたら良いのかということですが、

・保持トレーニング 自身の力の増加
・チョーク 物による増加
・テクニック 技による増加
・環境 湿度・温度による増加 が挙げられると思います。

これについては別の記事でまとめたいと思います。

-----記事のまとめ-----
今回の記事で伝えたかったこととしては、

保持力は最重要な能力であること
保持感に対する感じ方
ということでした。

読んでくださり、ありがとうございました。
皆さんの為になるような記事を書けるように励んでいきたいと思います。
楽しく登って強くなりましょう!!
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