12 吊るされた男

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大アルカナの12番目、吊るされた男です。
対応する惑星は海王星です。しかし、これは近年になり海王星が発見されたために当てはめられたものであり、以前は純粋な水のエレメントが対応していました。

逆さまに吊るされている様子は、受難、苦難を意味します。また、足を交差させているのは、十字架を意味しているとも言われ、これもやはり受難、さらには自己犠牲や献身を意味します。十字架が受難や重荷をも意味するのは、キリストの話にも表れています。詳しくはキリストの磔刑等からお願いします。
青と赤の服装は、彼の思考が相反する二つの事を考えている事が考えられます。これもある意味二つの対立を示しているとも言えます。
このような辛い状況でありながらも、表情は明るく、頭には後光が差しています。彼が新たな発見や、ある種の悟りを開いた事を意味します。
そして、一番の特徴はやはり吊られている事。これにやり、彼の視点が180度真逆になっている事が分かります。
これらを踏まえたうえで、統括すると、彼は自己犠牲的、献身的な行いにおける受難を受けている最中ではあるけれども、その最中に180度見方が変わり、新たな知見を得る事を意味します。
対応する海王星、水のエレメントは愛情や献身を意味し、このカードの自己犠牲や献身の根底には愛情が流れている事を意味します。

この献身的な努力、自己犠牲が救われのか、あるいは間違った方向への努力であり、徒労に終わってしまうのかがこのカードのキーとなる部分でしょう。

従来の見方や考えを180度ひっくり返すには相当の努力が必要です。表面に分かっていても、完全に腑に落ちた訳ではない事もあります。
しかし、献身的、自己犠牲的な努力の果てにこそ見えてくるものもあります。このカードはその景色の素晴らしさを伝えてくれているのではないかと思います。
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