暮らしの最終目的とは

記事
コラム
家づくりの最終目的は何だろう突き詰めてみると
それはやっぱり
家族みんなが快適に心豊かに暮らせること。

その快適さとか暮らしやすさは
住まう家族によってまちまちで
うちの家族はどう暮らすのが心地良く快適と感じるのかを
家づくりのタイミングで改めて洗い出す必要があります。

そのためにあるのが
設計者による事前ヒアリング。

営業担当者が聞くところもあるようですが
私は設計する人が直接聞いた方が良いと思っています。

お施主さんの話の中の温度感とか
直接じゃないと伝わりませんからね!
そしていかに引き出すかが
その設計者の手腕にかかっています。

一般的にまずお聞きするのが
その家族のライフスタイルについて。

平日の家族の時間の過ごし方であったり
休日はどう過ごすことが多いか。
趣味はどんなものかもこの過ごし方に大きく関連するので
まずはここでしっかりとチェック。

次に家事について。
最近のご夫婦は家事分担されているケースもあり
どちらが何を分担しているかもしっかりと聞いていきます。

これは家事動線や収納量、
住宅設備をいかに快適につかうことができるかに関わりますからね!

ここまでは当たり前のことですが
ここから先はこれらをどう深掘りするかによって
後々の提案プランを左右することになります。

これまでの暮らしについてのより具体的に聞いていきます。
現在の過ごし方はどうなのか?
暮らしの中でのルーティンと言ってもいいかもしれません。

例えば起床してから出勤までのルーティンであったり
帰宅して就寝までのルーティンなど。
そしてそれは快適で今後も採用したいのかそれとも改善したいのか。

日常生活で大切にしている時間はいつか。
そしてそれは誰がどこでどんなふうにして過ごしている時間なのか。

お気に入りの場所などがあったとしたらどんな空間なのか。
どんなふうに使っているのか。

これは家族のメンバーごとに聞いていきます。
またその時間や場所をもっと充実させるためには
さらにどんな空間で必要なコトやモノはあるのか。

最後に何かを選ぶ時の基準。
例えばものを買う時の何かを選ぶときの基準となるのは何なのか。

デザインで選ぶのか実用性で選ぶのか
それとも金額で選ぶのか。

これらは何が良くて何が悪いのではなく
その人の価値観を把握するためにお聞きします。

そして私はおまけに
普段読んでいる雑誌や本、好きなファッションやブランドについても。

これらを話の中で読み解き…と言うよりは
色々なことを楽しく雑談するなかで
家づくりの本音を導き出すっていう感じでしょうか。

住まう家族が違えば暮らしやすさの基準も
快適な間取りも違います。

こんなふうに要望を深掘りすることで
自分の気付いてなかった本当の理想の暮らしが見えてきます。

ただこのヒアリング方法は
私なりの視点ですので
プランする建築士それぞれに方法があります。
面倒がらずに是非リラックスして
楽しみながら臨んでほしいと思うのでした。

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