OLさんの制服

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ビジネス・マーケティング
もうすぐ夏服の季節ですね。

で、今回はちょっと制服の話を。

ここ数年、OLの制服が廃止になる企業が増えているようです。
私が付き合いのある会社も、2年前に受付嬢以外は制服廃止となり、今年4月からはついに受付嬢も私服になりました。

テレビニュースのインタビューなどで、制服廃止について、
「自分の個性が出せる」などの肯定派と、
「毎日違う服を用意するのは大変。制服のほうが良かった」
などの否定派がいましたね。
実際、OLの皆さんはどうなのでしょう?

私が経験したごくごく一部の例をお話します。
上に書いた私のクライアントでは、担当部署に女性が5人ほどいますが、制服姿を見慣れた彼女達の私服姿をはじめてオフィスで見たときには驚きました。

なんとほぼ全員、見事にOLオーラが消えていたのです。
(みな、仕事はできる方ばかりです)

やけに子供っぽい感じになっていたり、みょうにオバサンっぽくなっていたり。そして心なしかメイクも手抜き感がありました(服に合わせたのでしょうが)。

私服とはいえ、プライベートとオフィスとは違うはずです。


5年ほど前、仕事でアメリカのある企業のオフィスを尋ねたときのことを思い出しました。

営業チームの男性だけはスーツにネクタイ姿でしたが、その他は男性も女性も自由な服装をしていました。そのオフィス内の女性のなんとカラフルなこと!

黒人・白人・東洋系、肌の色も体系も違う上に(というかそれゆえに、でしょうが)着ている服の形・色・アクセサリーなど、てんでバラバラなのですが、ひとりひとりはみな似合っていて、カッコ良かったです。働く女性の雰囲気がにじみ出ていました。

皆、肌の色や年齢、体型など、自分の個性に合わせたコーディネートを考えているという感じでした。

「見た目じゃないわ!実力よ」という意見もごもっともです。
しかしこれはある程度、時間をかけて相手の能力や人間性を理解した上での話です。
ことビジネスにおいて、ましてや初対面では、「100%見た目」で印象が決まります。少なくとも私はそう思います。

自慢するわけではありませんが、私は仕事で初対面の女性に対し、「この人はできそうだな」とか、「この人は不安だな」という第一印象を持ち、その後仕事を進めるうち、第一印象が外れたことはほとんどありません。

あ、言うまでも無いことですが、この第一印象は「美人」だとか「スタイルが良い」というのは関係ありませんからね。


ビジネスウーマンの皆さん、気をつけてください。
せっかく高い能力を持ちながら、服装やメイクで「ぬるい」印象を与えてしまい、自分が損をしないように。

まあ、これは男も同じですね。
特に夏場の「クールビズ」で、ネクタイを外したファッションでセンスが問われます。
ノーネクタイだからって、そのままネクタイを外しただけじゃ休日に自宅でくつろぐただのオヤジって感じですよ。

こうして書きながら、あらためて自分にも肝に銘じました。
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