内窓の設置後など

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内窓を居室部分のみ設置してから、約3か月経過しました。
木造2階建て、2Fのみ内窓を付けました。
1Fはそのままです。

外気温が35度以上のときが増えてきました。
内窓を設置していないときは、室温は40度以上は当然のように超えて
いました。42~43度くらいと思います。
温湿度計を設置していますので、だいたいの温度は確認できます。

内窓を設置してからは、室温が40度を超えることはほとんど無いように
思います。40度近くまでは上がります。
上がりますが、上がり方が緩やかになりました。

断熱、空気層が厚いことが要因です。
また遮熱カーテンも効果を発揮していると感じます。

熱還流率が「ゼロ」にならない限り、室内に熱は入ってきます。
入ってくる熱量が多いか、少ないか、となります。

内窓は、確実に入ってくる熱量を減らしています。
また、冷却した室温の維持時間も長くなっています。
結果として冷房(暖房)に必要なエネルギー=電力が減りました。

もう一つの内窓の効果は、遮音です。
これもゼロにはなっていませんが、大きく今までよりも改善しました。
一部の馬鹿者の車両の音が、内窓でも入ってくる程度です。

内窓と外壁+断熱材により、室温は調整しやすくなります。
ただ、言葉には疑問があります。

「断熱」という言葉です。

熱を断つ、というからにはゼロになるのか、と考えます。
ですが、実際にはゼロにはなりません。
減らすだけ、です。
そうすると断熱材とは呼ぶべきではない、と感じます。

減熱材、と言うべきです。
熱を減らすのは事実です。
断つわけではありません。

断熱材がある=熱を断つ、と思ってはいけません。
熱量を減らすだけ、です。
素材によって、減らせる量が異なるだけ、です。

1枚のサッシで熱量を減らそうとすると、複層ガラスに遮熱材が追加された物が必須になります。
ガラスも2枚よりも3枚、地域によっては5枚ガラス、ということもあります。

しかし、やはりガラスです。
熱の出入りは多いです。
ガラスを3枚以上にすると、重さが問題になってきます。
Ua値だけを考えた場合、嫌でも窓を減らす必要がでてきます。
Ua値を強調する住宅の場合、窓が少ない、小さいことが多いです。

窓が小さくなり数が減ると、室内の採光が悪化し、換気も減ります。
当然のように機械で換気することになります。
しかし、機械であることを忘れてはいけません。
維持管理、故障が必ず起きるからです。
フィルター式であれば、清掃や交換をしないと意味がありません。
機械本体が24時間運転の場合、いずれ故障、取り替えが発生します。

この修繕や取り換えを考えた家にすべきです。
建築時さえ良ければいい、という姿勢の場合、10年程度で困ることが次々と発生すると思います。

内窓は開閉は2度必要です。
面倒と感じる人もいるはずです。
私の場合、面倒と思うよりも防犯ガラスの内窓があることの安心感が勝るので、苦になりません。

今のような気温の場合、冷房負荷が重要です。
冷却までの時間が短くなったと感じます。
また、温度の維持時間が長くなったと思います。

いまからが本格的な酷暑です。
昨年、エアコンを全室取り換えをしたことで、故障等の心配はありません。
運転時間で考える場合もありますが、10年以上経過すると電力使用量で更新をすべきと思いました。
使えるかどうかよりも、使用する電力量と効果を優先することにしました。

結果として更新して正解でした。
今、更新しようとすると、数年前ならあり得ないことですが、エアコンが無い、という状況になっています。

エアコンだけではありません。
他の家電も入荷が怪しいです。
昨年、家電のテロかと思うほど、一斉に更新しないといけない状態でした。
ですが、更新できたことで今は安心できます。

誰にでも勧めることは費用面で無理な場合がありますが、可能であれば居室を中心に内窓を設置することは勧めます。

防犯ガラス、防災ガラスを使用することも進めます。
ペアガラスには遮音性が期待できません。
災害対策も考慮すると、防犯・防災ガラスは良いと思います。

真夏の電力も大切ですが、明らかに真冬のほうが電力使用量が増えます。
必要となる温度差が、冬のほうが大きいからです。
特にオール電化の場合、停電すると厄介です。
蓄電池を設置してれば、容量によっては一定程度耐えられます。
しかし、自動車ほどの蓄電池を家庭用で設置できる人は少ないと思います。

そうすると、断熱ではなく、減熱できる対策が必要です。
高温からの減熱、低温からの減熱です。
入ってくる熱を減らすことが重要です。

真冬の停電、燃料費の高騰を考えると、減熱できる対策をできるうちにすべきと思います。
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