伏羲の易(№745)

記事
占い
伏羲(ふっき、ふくぎ)


<紀元前3350年〜紀元前3040年>
中国伝説上の帝王。
中国では、中華民族人民の始祖として崇拝されている。

易は伏羲が作りました。
伏羲は馬の背に不思議な模様が描かれているのを見て、
易の基本である八卦を作りました。

伏羲は馬を見て、
天地自然の法則を発見し、
表現する方法を地上に降ろしたのでした。


昔、ある観光地に行った時です。

野原に馬が沢山いました。

私は、足を止め、
暫し、野原にいる馬を見ていました。

のどかで実に気分が良いです。

背後から、若い女の子たちの
賑やかな声が聞こえてきました。

きっと、都会から来た女の子たちで、
こんな野生の馬を生で沢山見るのは、
さぞかし、新鮮で楽しいだろうなぁ
と思いました。

その時、その女の子たちの一人が、
信じられない一言を言いました。

「あの馬、美味しそう!」

そうしたら、他の女の子の一人が、
「あっちの馬の方が美味しそうよ!」

この信じられない一言に
とてつもない恐怖感を覚え、
背筋が寒くなりました。

普通の感覚で考えて、
馬を見たら、
【馬肉】、【食べる】、【美味しい】、
という感覚には、
どう考えてもならんでしょう。

この女たちは、
食う事しか頭に無いという事だ。
だから、この女たちにとり、
森羅万象の悉くは、
食材でしかないわけだ。

他に目ぼしい食材がなければ、
私が、食い殺されていたかもしれない。

なんと!おぞましい!!
同じように、馬を見ても
伏羲とはえらい違いだ。

発想、ヒラメキ、インスピレーションは、
その人の関心により異なってくる。

馬を見て、易を考案した伏羲。
日頃から、食う事しか頭に無ければ、
易など考案出来るわけが無い。

伏羲の頭の中にあったのは、
“人々の幸せ”でしょう。

易は、そんな伏羲の願いが、
具現化された一つの手段。

易は、伏羲の愛の結晶なのです。

だからこそ、今もって伏羲は、
多くの人に崇敬されているのです。

名付けも同じです。
愛情表現の一つとしての名付けです。

そうすれば、
名付けられた人は、
生涯、愛に包まれるのですから。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す