お久しぶりです。
一度春を感じたのに、寒いですね数日。
もう3月がすぐ側です。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
私の生活では常連となっている合併症の影響で、身体中イタイイタイの橘アスカです。
そんなこんなでブログを書かずにいたら、とてもありがたいことに投稿促しの言葉をいただきました。
それも、お題とともに。
いただいたお題は「思い出の本」「繰り返し読んでいる本」です。
需要があるのかどうか…疑問ですが、お題も嬉しい贈り物ですから書きます。
お題提供の◯◯さん、ありがとうございます。
■父から贈られた2冊の本
「思い出」かつ「繰り返し読んでいる」2冊の本があります。
10歳の頃に父から贈られた本。
「バルタサル・グラシアンの成功の哲学|人生を磨く永遠の知恵」
そして22歳の頃父から贈られた本。
「バルタザール・グラシアンの賢人の知恵」
父が私にくれた本は、この2冊のみ。
「知恵」が、それも「バルタザール・グラシアン」がだいぶと好きなようです。
■10歳当時、本を贈られた日の記憶
私の誕生日からもう2ヶ月も過ぎた頃、父が少し雑にラッピングされた1冊目の「知恵の本」をくれました。
当時、本の虫だった私の話を母から聴いて、父がこの本をプレゼントしてくれたのです。
「答えの書いてある本より、こっちの方が面白いぞ」
父の言葉はたしかそんな感じ。
隣で母が気まずそうに笑っていました。
母は、犯人が必ず分かる西村京太郎トラベルミステリーにドップリだったのです。
読了後、かなり影響を受けてしまい、母や妹のちょっとした言葉や行動を本の一節になぞらえたりして…
今思うとちょっと面倒な子供だったかも。
■22歳当時、本を贈られた日の記憶
月日が立ち、バルタザール・グラシアンと出逢い直すのが22歳。
1冊目はグラシアンの哲学を別の著者が書いた本。
2冊目はグラシアンの著書の和訳でした。
出版の情報を得て、すぐに購入したことを覚えています。
驚いたのはその2ヶ月後に父から、今度はなかなかに上等なラッピングでこの本が贈られたこと。
思いがけず「賢人の知恵」を2冊所有するに至った今です。
少し歳を重ねて読むと、一層味わいが深くなり…
同時にそのように生きる難しさも感じるようになりました。
■オススメは「賢人の知恵」
どちらかを選んでオススメするとすれば、迷わず後者の「賢人の知恵」。
原書は400年も前に書かれたスペイン語の本。
和訳で多少濃度が薄まっているかもしれませんが、それでも間に2人入るより、1人の方が言葉に輝きがあります。
■この本から受けた影響
一番の影響は「知ることより考えること」を尊ぶ生き方。
自分で考えるより早く答えを探しに行くより、下手なりに考えて諸々決断し、行動することの方が、私にとっては価値あることになりました。
時間もかかるし、失敗もたくさんですが笑
それもまあ楽しみの一つです。
もちろん書かれている全てを私はできませんし、それどころか1つも極めきったものはありません。
それでも、時折見ればハッと気づかせてくれる言葉があるのです。
内容については、抜き出して語りたいだけでも相当数になってしまうので控えますね?
■さいごに…
父のおかげで小さなうちにこの本に出逢えて、私は嬉しかった。
今日はただただそんな思い出と好きな本のご紹介でした。
本は合う合わないがあるし、タイミングも大事です。
もし今、記号的・暗記的ノウハウ本や情報に少しくたびれているとしたら…
お迎えいただいてもいいかもしれません。
ちょっと思慮するキッカケに。
加えてお伝えすると、とても読みやすい本です。
とても多くの知恵が語られており、中には何度読んでも納得できないものもありますが、そこは御愛嬌。
自分に必要な言葉だけを選んでも十分な数になると思います。
今日もここまでお付き合いくださったみなさん、ありがとうございました。
ブログを読んで、バトンを受けてくださる方がいらっしゃれば、ぜひあなたの「思い出の本」「繰り返し読んでいる本」も教えてくださいね✨
外気寒かろうとも、みなさんにとって、今日が心ホカホカの一日になりますように。
橘へのコメント・メッセージはコチラ↓↓↓
橘 アスカ