初ラジオ!

記事
コラム
本日、初めてラジオ放送に出演させていただきました。
文化放送「くにまるジャパン極」という番組の特派員報告というコーナーでコーチングの話をするためです。時間が10分しかなかったのでアナウンサーの問いに答えるインタビュー形式でしたが、めちゃめちゃ緊張しました!

ことの顛末は次の通りです。昨日、突然高校の同級生から電話をもらい、コーチングの話をしてみないかとオファーをもらったのが始まりでした。卒業以来、36年も会っていない同級生からの突然のオファーにびっくりするとともに、これぞ「天の声だ!」と二つ返事で引き受けました。持ち時間が10分しかないのでコーチングの入り口がなんとなくわかる程度で話してほしいとのことでしたが、先方からどんな質問を受けても答えられるように「株主総会Q&A」作成レベルであらゆることを想定準備し、昨夜は床に就いた次第です。

IMG_20201130_105307.jpg

「いざ、出陣!」

指定された時間に間に合うようにJR浜松町駅を降り、文化放送に向かいました。これからラジオに自分が出演することがまだ半信半疑な気持ちのまま受付に到着し、

「今日、くにまるジャパンに出演する黒坂と申します」

少し声が上ずりながらも受け付けの方に話しかけると、何やら内線電話で、

「今日、番組にご出演の黒坂さんが見えられています」

なんとも言えない気持ちになりました。もちろんうれしい気持ちなのですが、本当にきちゃったんだなという不安がうれしさを圧倒していました。エレベータに乗ってスタジオにつくとプロデューサーの方が出迎えてくれます。簡単な説明のあと、椅子に一人で腰掛けているとスタジオから同級生が顔を出しました。36年ぶりの再会を喜ぶ言葉を口にしながらも私の心臓はばくばく、足元はふらふら。舞い上がるというのはこういうことなんだなと少しだけ冷静な自分がどこかにいつつも、マスクと浅い呼吸で少し頭がぼーっとしてきました。

「はい、出番です」

プロデューサーに声をかけられ、スタジオに入るとラジオショッピングの最中。商品は博多モツ鍋。プレゼンターの軽快なおしゃべりとアナウンサーの当意即妙な掛け合いに圧倒されながら、はたしてこれから自分はどうなるのだろうかと行き場のない不安に飲み込まれそうになったので、「太陽のポーズ」をして自分を取り戻しました。(「太陽のポーズ」とは私独特のエネルギー集中方法なのですが、両手を広げて上にあげ、周りの空気と溶け合っていくイメージをするものです。いつもは太陽に向かってやるので太陽のポーズと勝手に名付けてます。)

「はい、どうぞ中へ」

ラジオショッピングが終わり、マイク前の席に通されました。コロナ感染防止のためアクリル板がデスクに設置されているのでマスクを取っても良いと事前に説明を受けていましたのでマスクを取り、最後の深呼吸をしようと思ったところ番組がスタートしてしまいました。そのあとは何をしゃべったか、どんな質問をうけたのかあまり記憶がありません(笑)

「時間がないので、是非また次回も来てください」

と締めの言葉を言うアナウンサーの心遣いにお礼を述べ、同級生へのあいさつもそこそこに文化放送をあとにしました。駅に向かい歩きながら、「粗相はなかったか?」「うまく話せたか?」「同級生に迷惑かけなかったか?」etc.
もう頭の中はネガティブ思考の反芻です。最近、忘れかけていた思考の反芻がはじまり、あとはもう過去の失敗談や嫌な出来事が自分の意思に関係なくとめどもなく溢れてきます。これは少し忘れていた感覚でした。でも今は大丈夫です。この数年でそれに対応する術を開発し、自ら身につけ、うまくかわすことが出来るようになっていますから。自分で開発したルーティンを始めると心が落ち着き、平常心に戻ったところで電車に乗りました。

今回は良い経験をさせていただきました。ただまだコーチングについての誤解が世間にはあり、間違って理解されている面があることも知りました。「コーチングは胡散臭いというリスナーもいるのでそこをまず払拭して欲しい」と事前のやりとりで言われた時、そうなのかと少し驚きました。企業では普通にコーチングを取り入れている時代にもかかわらず、世間全般ではまだまだコーチングが浸透していないんだなと実感しました。でも、それだけにコーチングの発展余地が大きくあるわけです。コーチングに携わるすべてのコーチがこのことを肝に銘じ、クライアントの為に、そしてよりよい社会の為に力を合わせていくことが大事だなと思いました。

(備考)
radikoで放送が聴けるようなので、11月30日(月)11:35-45の部分、ご興味のある方は聴いてみてください。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す