セルフヒーリング③<書いて手放す>

記事
コラム
以前、ノートとペンを持って、喫茶店通いをしていたことがあります。

その頃、頭の中は様々な悩みで大渋滞。
日々頭痛とだるさで鬱々が止まらず
思い立ってのことでした。

ノートを開いても最初は茫然とするばかりでしたが
とりあえず、ひとつずつ対峙することにしました。

まずは仕事。

とにかく思い浮かぶことを書き殴りました。

いいことも。
そうじゃないことも。

ひとしきり書いた後はコーヒーを飲みながら
ぼんやり外の景色を眺めます。
10分…20分…もっとだったかもしれません。

ノートに戻りたくなるまで
自分を放置しました。

暫くして、ノートに書かれたものをゆっくり辿り
更に思い浮かんでくることを書き足していきました。

そしてまた放心。

繰り返すうちに、自分はそんなことを思っていたのかということが
いくつも出てきました。

ついに、書きたいことが無くなったところで
その日はノートを閉じました。

次の日からは家族に取り掛かりました。

まずは父親。
その翌日は母親。
そしてその次は…というふうに
私は自分の中の問題をノートに書き続けたのです。

「書き出す」という行為が「手放す一歩」だったことに後で気づきました。

絡まった糸をひとつずつ解す作業だったこと。
要不要の思考を整理する作業だったこと。
迷子状態だった自分の本心、本音を迎えにいけたこと。

日を置いて読み返す中で、更なる気づきもありました。

頭痛、だるさ、焦燥感が緩和していくのがわかりました。
心が軽くなり、もういっか~♪と思えるようになった時
「書いて手放す」ことの大切さを思い知りました。

これは必要だと感じた時に
或いは定期的に行うことで
自分をいい状態に維持していける方法だなと思います。

パソコンやスマホなどに入力するのも悪くはないですが
経験上、「ノートに書く」方がいいように感じています。



そういえば、嫌なことを紙に書いてビリビリに破き
捨ててしまうという方法もありますね。
20代の頃やってたなと今思い出しました。笑




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