余計なものを足さない

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コラム
久しぶりにビートルズを聞いていました。母親がレコードで聴いているのを子供のころから一緒に聴いて育ったこともあるのですが、ビートルズってなんでこんなに飽きなくてイイんだろう?と考えていたときに、
「あ、そうか、余計なものがないからだ」と思いました。

音符や楽器をたくさん使って曲を作るのではなく、曲を際立たせるために必要ないものを極力排除している、という感じです。

例えば極上のステーキを食べるときには、塩のみ、(もしくは塩コショウ)で食べます。焼肉のたれやごまだれを使うとせっかくのお肉の味が分からなくなってしまうからです。
それと同じで、良いものを作るためには素材を良くして余計なものを足さない、ということが大事ではないかと思いました。

ビートルズには狙ってかどうかは分かりませんが、余計なものを詰め込んでいない感があります。
もちろん、アレンジで音を足そうと思えばたくさん足すことはできます。でもそうすると音と音の間の余白をそれだけ奪ってしまうという結果になるわけです。
人は足りないものは想像して補おうとするので、その想像性を奪ってしまうとつまらない(飽きがくる)曲になってしまう可能性があると思うのです。

わたしたちの人生もあれもこれもと取りこんだり、予定を詰め込むのではなく、ある程度の余白が人生を豊かにするのではないかな、と思う今日このごろです。






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