思わぬ出費があったり、お金が足りないときには「お金が無いこと」に意識が向きます。
例えば、「税金が高い!」となると、国や政府に怒りを覚えます。
そして十分なお金が無いことに意識が向いて悲しくなってしまうでしょう。
電気代が高い!となると、家族が電気を無駄に使っていることや、電気会社に怒りが向くこともあります。
やはりお金が無いことに意識が向いて無力感を感じてしまうかもしれません。
このようなとき、いつも不足からお金をみていると
「わたしはお金を払えない」信念が強くなります。
これではどんどん生活が苦しくなってしまうでしょう。
ですから、お金に困った、ということがあれば「今までお金によってもたらされたもの」に意識を向けるようにしてみてください。
例えば、住んでいる家、着ている服、食べ物、子供の養育費、電気、ガス、使っている食器など、すべてお金によってもたらされたものです。
お金があったからこそ、豊かな暮らしができた。
このように考えて、「豊かだなぁ」という意識を向けてみてください。
そうすると、今まで不足から充足に目が向くようになります。
これはお金だけでなく人間関係でもそうです。
例えば、妻がいつも朝に掃除機をかけるのが気にくわない、という夫がいるとします(昔のわたしのことです。瞑想しているときに掃除機の騒音で集中できない。何も朝かけなくてもいいじゃないかと思ってました。)ですが、朝、忙しい仕事前の時間に掃除機をかけるということは凄いことだ、感謝しよう、と思ってから掃除機の音が気にならなくなりました。今では自分でかけるようになりました。
これも不満をみるか、感謝をみるかの方向性です。
そして、このどちらかを取るかでその後の夫婦関係も変わってくるのです。
ぜひ、不足、不満が湧いてきたときにはチャンスを捉えて、豊かさ、感謝に変換してみてください。