お仕事日記(某サイトで受注した翻訳案件)

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コラム
 今日は他サイトで受注した製品仕様書の英語翻訳をやっとるんですが、いつもの悪いクセでついつい控えめすぎる金額を提示してしまい、ちょっと反省しております。相手は別に値切ろうとしてきたわけでもないのに、ただ何となーく相場や実際の手間代より遥かに低い金額を言ってしまったわけです。メルカリでもうっかり送料おまけしすぎてなぜか手間暇かけて赤字…、みたいなこと度々やってしまうんですよね。これは単純に性格の問題です。
(かつて某評論家が「高学歴はお金にうっすら罪悪感を持っていることが多い」って言っていたのを思い出します)

 この案件、原文はそもそも一般ユーザー向けのガイドなんで、複雑な文法を駆使した文章があるわけもなく翻訳そのものは単純なんです。内容も、理系出身の自分にとっては比較的理解しやすいカテゴリなので一般相場より安い料金でもさほど気になりません。でも、文中にオリジナルアイコンがたくさんあったり段組みレイアウトやグラフが多かったりして、「原文(←そもそも元画像が不鮮明だったりする)の見た目を維持したまま和訳版を作って欲しい」というクライアントのご希望に沿うには翻訳以外の変則的な編集作業をたくさんこなさなければなりません。

 もちろん「翻訳外作業」ということで追加料金を少々いただくことで契約となりましたが、実際に取り掛かってみると、通常の翻訳だけなら数時間で終わるところ、数十ページにわたって散りばめられたグラフや画像の切り出しやレイアウトいじり、文中のアイコン挿入などの手間が加わり、少なくとも3倍の時間はかかる見込みとなってしまいました…。これは「少々」の追加料金くらいで良かろうと適当に見積もって引き受けた私が悪いです、はい。

 実際の倍額をいただいても世間的には相当なお手頃価格だったはずで、「クライアントさんに誤った相場感覚を植えつけてしまった罪」みたいなものも多少感じております。翻訳で食っている同業者に迷惑かかっちゃいますしね。つくづく「翻訳外作業」の手間をなめてはいかんな~と反省いたしました。

 それでは、そろそろ作業に戻ります…。 
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