お仕事日記(プロフについての雑感)

記事
コラム
フリーランス向け応募サイトを利用しているときって、つい他の同業者のことが気になってしまいます。自分以外の候補者はどんな経歴で何をアピールしているのか、どんな分野なら実績多数のツワモノと競合せずに棲み分けできそうか…など色々考えます。

自己紹介文や実績の書き方など、参考になる部分はぜひ取り入れたいと思うので色んなワーカーのプロフを閲覧しているのですが、ズラーッと売り文句を並べる系の人が多いですね。たしかにクライアントにとっては情報量が多いほど選考の参考にしやすいでしょうから、「ズラーッと売り文句を並べる」スタイルがきっと正解なんでしょう。

楽天市場のショップページのデザインが、ネット上の不評にも関わらず相変わらずゴチャゴチャしたままなのも、ユーザーテストを散々行った結果「日本人向けのECサイトは雑然としているデザインのほうがよく売れる」という知見が得られたため、だそうです。

「ときめき断捨離」で有名なこんまりさんのYoutube動画も、海外向けはすっきりしたデザインなのに、国内向けは折込みチラシのような派手な色使いの文字タイトル、と全く違う方向性でアピールしているのと同じことでしょう。

長々と記述された実績や経歴がたとえ「選考に勝ち残るための一般的な正解」だったとしても、自分はあまりそれを取り入れる気にはなりません。これは単なるこだわりというか、美学の問題です(美学にこだわるとガッツリいけない)。

この「美学」のせいで、世間的にアピールになりそうな経歴(むかし働いていた有名企業や法人名、受賞歴など)すらあえて伏せて、ある程度のバックグラウンドとスキルがわかる必要最低限の項目だけ載せたシンプルなプロフにしているんですが、これは多分間違ってるんでしょうねぇ(笑)。

それでも、強豪まじりの数十人の応募者の中からわざわざ私に声をかけてくれるクライアントさんもいらっしゃいます。そういう方とは気が合うというか、仕事上のコミュニケーションがとてもスムーズにいき、これからもよろしくとおっしゃっていただけます。何となくですが、不思議とご縁を感じますね。

そんなわけで、当面は自分好みの控えめな見た目のプロフで行けるところまでやっていこうと思っています。

それではまた。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す