支援級と通常級の違いについて

記事
学び
2つの学級の大きな違いは何かというと、ざっくり以下の3つが言えます。

①学習内容
②児童・生徒の人数
③通知表

それぞれについてご説明していきます。

①学習内容
通常級では、みなさんよくご存知の、国語、数学、理科、社会、英語などの教科学習や総合的な学習、学活などです。

支援級では、教科学習に加えて、「生活単元学習」「作業学習」があります。

簡単にどんな内容を学ぶかというと、
○生活単元学習・・・自立的した生活を送るために必要な内容
○作業学習・・・・・働く上で必要な知識・体力・技能

生活単元学習については、個人によって課題も変わってくるので、一人一人内容も変わっていきます。

また、通常級の教科学習は、学習指導要領によって学習内容が決まっています。
支援級も学習指導要領で学習内容はあるのですが、児童生徒の学習状況を踏まえて弾力的に内容を変更することもできるとなっています。
ですので、小学校4年生だから4年生の内容!ではなく、2年生や3年生、または5年生の学習をしている、なんてこともあり得るのです。

②児童生徒の人数(一クラス定員)
◇通常級・・・小学・中学校ともに40人(小学校1年は35人)
◇支援級・・・小学・中学校ともに8人
       ※各学校により生徒数は違うので、1人もあれば8人より多いこ        ともあり得ます。

その差は歴然です。1クラスを担任1人がつくということになります。支援級は特別なサポートが必要となるため、一クラスの定員もこのようになっています。

③通知表
 通知表がない学校もありますが、今回はあることを前提にお話しさせていただきます。
□通常級・・・各教科ごとにそれぞれ項目が設定されていて、達成状況に応じ       て◎や○などがつき、総合的に5〜10段階評価もしくはA・B    
                     ・Cなどで評価されるものがある。
□支援級・・・各教科ごとに文章記述や達成度について書かれたものが多い。

通知表については、各学校ごとに違いがあります。

もっとも大切なことは、中学校の場合、評定5・4・3・2・1がつかないということです。学習内容も違うので、通常級の評定が基本的にはつきません。

通級学習をしていたり、定期テストを毎回受ける、支援級での学習内容をもとに成績をつける、などなどできないことはないですが、おそらく1〜2、よくて3くらいではないでしょうか。

ここまで、支援級と通常級の違いについてご説明しましたが、なんとなくでも理解いただけたでしょうか。

お子様や学校の状況を踏まえて、どちらの学級で学ばせた方が良いのか、少しでも参考になれば幸いです。

また細かい部分は、各都道府県・学校によって異なりますので。教育委員会やその他関係機関に相談してみるのも良いと思います。
ただ、今は相談件数等も増えてきて、すぐ相談できない、などもあり大変な状況のようです。
1日でも早く、お子様や保護者の方の不安が少しでも解消されることを願っています。

私に是非相談してみたい!話を聞いてもらいたい!アドバイス欲しい!などありましたら、お気軽にご相談ください。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す