環境意識を高める

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ビジネス・マーケティング
小売店や飲食店などに対して、店頭提供のプラスチック製スプーンなど12製品に有料化や再利用などの対策が義務づけられます。6月に成立したプラスチック資源循環促進法に基づくものです。来年4月の規制導入に向けて、代替素材への転換を中心に、各社が試行錯誤しています。

対象は、フォーク、スプーン、ストロー、クシ、歯ブラシ、ハンガーなどの12製品。スタバは、フラペチーノの太いプラ製ストローを紙製に切り替えています。アイスコーヒーはストローなし。ナチュラルローソンは、一部店舗で木製スプーンの提供を開始。星野リゾートは、使用済み歯ブラシを回収して、プランターなどにリサイクルします。クリーニング店では、プラ製ハンガーの回収率を高めています。一方で、有料化に取り組む企業はほとんどありません。エコバックに代替できたレジ袋有料化とは異なるようです。

この12製品は、「代替素材への転換が比較的容易」だとして選ばれました。対策を講じない事業者には、国から勧告や社名公表ができます。しかし、12製品の年間生産量は、プラごみ排出量全体の1%に満たず、環境への直接的貢献は小さい。つまり、この取り組みの狙いは、「環境への意識を高める」ことなのです。実際、レジ袋有料化をきっかけに、「環境問題に対する関心が高まった」という調査結果が出ています。今回の12製品の取り組みで、環境意識をさらに高めようとしています。

いいですね。プラが紙に代替されるのは、私は大いに賛成です。環境にもいいし、気分的にもエコな感じは心地よいと思います。これ以外でも、各社いろいろ環境対策に取り組んでいますね。日清食品は、カップヌードルの「フタ止めシール」を廃止して、「Wタブ」を採用しました。私も先日食べたとき、「あれなくなった。フタの形がへんだな」と思っていました。そのときはフタの意味に気づかなかったけど・・・。「フタ止めシール」の廃止で、プラ原料を年間33トン削減できるそうです。すべてそうですが、一つ一つの直接効果は小さいです。大切なのは意識づけや小さな行動開始。いまだに、紙とプラスチックと金属が合体してるようなノベルティを配布している企業もあります。捨てるときに困る。私たちも、まずは環境意識を持つことから始めたいですね。

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