前回は、2つ目の誤り、「それは第一印象を甘くみていること」について書いた。今日は3つ目の誤りについて書いていく。
□3つ目の誤り 「ゴールは目の前の生身の人間の心に響かせること」
面接会場の実際に面接おいて、どこにゴールをおくか?
これはとても大事なことである。多くの受験生は過ちをおかしている。
どんな過ちか?
これは、前にも一度言ったことがあるが・・・・・・・・
それは、自分が言葉を発するところにゴールをおいていることである。
どういうことか?
受験生が、
面接官から質問される。それになんとか上手く答える。ここがゴールになっているのである。
「あー!ちゃんと答えることができた。よかった」という具合である。
もちろんちゃんと答えることができることは、素晴らしい。しかし、それをゴールにしてはいけない。
私はそう思うのである。
じゃあ、どこをゴールにするのか?
それは、言葉を面接官の心にとどけ震わせる。心に響かせる。
そこにゴールを置くべきなのである。
ゴール
◆第一段階 自分の口からきちっと答えが出ればOKとしている
◆第二段階 言葉を面接官がきちんと理解出来るように気遣い言葉を発している
◆第三段階 言葉が面接官の心に強く響くことを目的にして言葉を発している
今、三段階で示したが、第一段階の人間がとても多い。優秀な人で、第二段階。なかなか第三段階まで行く人は少ない。
だから、あなたが第三段階までいけば、他の受験生に差をつけることができる。
だから是非、この第三段階を目標にしてもらいたい。
目の前にいる人は、「面接官」という存在ではなくて、一人の生身の人間なのである。その人間と対話をしているというイメージを持てばいいと思う。
では、具体的にどうすればいいか?
□心をこめる
「なんだ、そんなことか?」と思うかもしれない。
でも、大事なことである。心をこめて、言葉を相手の心に届けるように話すのである。
ネットで「歌を聞き手の心に響かせる」でひいてみると、
1 その曲のメッセージを理解する
2 曲のメッセージと似ている感情を思い出す
3 聴く人に、曲のメッセージを自分の感情を乗せて語りかける
というのが出てきた。
まさにこのままである。
1あなたの話したい、届けたい「メッセージを理解する」
2伝えたい言葉に「似ている感情を思い出す」
3面接官に伝えたい「メッセージを自分の感情を乗せて語りかける」
これを行えばいいだけである。
□口パクの練習
言葉なしで、口パクであなたの想いを私に伝えてください。
こんな練習をよくする。
みなさん方、最初は戸惑いながらも・・・・・
表情、姿勢、身振り手振りを行い・・・・相手に想いを真剣に届けるのである。
いやー、みなさん、苦労されます。
でも、みなさん最後は同じになる。
前のめりになり、首を縦に何度もふり、表情豊かに、そして本当に目で訴えかけられてきます。もちろん身振り手振りを思いっきり交えて・・・・
面白いことに、みんな同じである。
人間という存在は、言葉なしで人に想いを伝えたいときは、みんなこうなるのである。
それが人間という動物の習性なのである。
じゃあ、そこに言葉をのせれば、より効果的に伝えていくことができるのではないか。
そう、この練習を行うことにより、
常に言葉を使って練習してるだけじゃつくれない形・・・・・
それを作っていくことができるのである。
さて、面接は、推薦系入試で大逆転が狙える最大のチャンスである。
目の前の面接官の心を動かす、面接官の印象に残るパフォーマンスができるよう、しっかり対策してくことが重要である。
そして、面接は、うまく準備すれば、そこにかけるエネルギーは小さくても、爆発的に点数にはねかる試験なのである。やらない手はない。
そして、辻野はこの指導のプロ中のプロである。
さて、次回は面接官の感情を動かすということを軸に記述していこうと思う。
今日も最後まで、読んでいただきありがとうございます。