「うそもひみつもない方がいい」

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うそや、ひみつ。何か持っていますか?
「ここにあったお菓子食べた?」「ん?食べてないよ」
「あなた、どこに行ってたの?」「仕事だよ、当然」
「お財布に2万円入ってたのに!ない!」「え、使ったんじゃやないの?」

私の場合、うそもひみつもどうせバレるので持っていません。

小学2年生の頃でした。学校に行くのがめんどうくさくて、毎朝なんとかサボれないかと考えていたものでした。ある朝、お母さんに「あたま痛い」とうそをつきました。「じゃあ学校休みなさい、お母さんが先生に電話しておくからね」え?ほんと?ラッキー!ポンキッキでも見てのんびりしよ〜。
って、思った矢先。
「ほらアンタ、病院行くわよ」え?「だって、あたま痛いんでしょ?」

車に乗せられ、他の子たちが登校する道沿いを走って病院に向かう。「あたま痛くないのにな・・」後ろめたくて、窓から自分の姿が見えないように小さくなって隠れました。お母さんは言いました。
「なんでそんな風にしてるのよ、あなた病気なんでしょう?病気の人は病院に行くものよね」

お母さんには、全部バレてました。
うそやひみつを持つと、自分の気分も悪いし、他の人にも変な気を遣わなきゃならない。そんなめんどくさいことになるんだったら、もううそはつかない、ひみつを持つのも私にはできない。
今思えば、お母さんは、そのことに私に気がついて欲しかったのかもしれない。スゴイ教育者だったなぁと思わされます。

家族や友達、恋人、職場の人に。または身近な人が。
うそをついている、ひみつを持っていることに何と無く勘付くと、気分があまり良くないものです。
無理に暴くことはないとも思う、急にオープンにすることもなくていいと思う、だけど、いつか誰かに開示されることになんです。

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「あなた、いつも幸せそうでいいわね」「はい、とっても!」にこやかな返事のウラには、誰にも言えない壮絶な人生を隠しているかもしれない。
「いつもと様子が違うように見えるけど、なんかあった?」「なんにもないよ!」隠しごとに限界を感じていることが垣間見えることもあるかもしれない。

うそやひみつ。中にはやさしいものもあるけれど、ハッピーなものはあんまりない気がします。

今朝、同棲してるパートナーさんとこんな会話をしました。
「今日ね、風俗系のお仕事があるから行ってくるよ、夕方には帰るね」「オッケー。帰り時間が同じくらいだったら、一緒に夕飯を買いに行こう。終わったら連絡ちょうだい」「はいよ〜」
なんでも認めてくれるパートナーさんはなかなか稀有な方だと思いますが、このくらいの会話ができることを大切に思います。

あなたは、どうですか?

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今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

毎日ひとつ、小話を書いていけたらいいなぁと思います(明日の投稿がなかったらこの言葉はうそになっちゃいますね笑)。

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