個別銘柄レポート  エスプール(2471) コロナ禍一巡で見直し期待も!

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マネー・副業
20日、エスプールは全国で23番目の「わーくはぴねす農園」を千葉県柏市に開設したとリリースした。障がい者雇用支援サービスは同社の主力事業である、人材アウトソーシングサービス事業に次ぐ規模に拡張してきている。障がい者の法定雇用率の引き上げが見込まれるなかで、この事業の伸びしろはまだまだ大きいと考えられる。先行者メリットも多く、コロナ禍の一巡後はさらに伸びも期待される。
10月2日に発表した2020年11月期第3四半期の決算では順調な伸びを示し、進捗率も好調であったものの、株価は好調な決算を先取りするように戻り高値圏にあったことから急落となったが、決算発表から3週間が経ちようやく落ち着いてきたようだ。業績面で考えると新型コロナウイスの影響も収まりつつあるなかで、これまでの進捗率や経済活動の再開を考慮すると、今期業績は上振れとなる可能性も高くなってきたものと考える。
先に述べたように「わーくはぴねす農園」の新規開設が続くと思われるし、都市部での新形態の「わーくはぴねす農園」も期待され、障がい者雇用支援サービスの伸びはまだ続くと考える。バリュエーションの高さや配当性向は若干気になるところでもあるが、株価の落ち着いているところでは投資対象として考えてみる価値はあると思う。
株価は75日移動平均線にサポートされながら25日移動平均線に上値を押さえれている状態。一目均衡表の「雲」のねじれの位置で目先的な底入れとなった感があり、ここから反発となってくると「ミニ三尊底」というパターンでの戻りも期待される。
 新たな個人投資家が参入しているなかで、注目するところは新型コロナウイルスの影響もあって「社会貢献」や「環境に優しい企業」などではないかと思われる。そんななかでエスプールは4月10日に環境関連の企業との事業提携に乗り出すと発表、さらに障害者支援の「ワークハピネス農園」の拡大や新型コロナウイルスの影響下での職員の融通体制を構築したり、北海道では無償でのコールセンターの提供など矢継ぎ早に対策をしており、今後の業容拡大、収益拡大も期待される。
 コロナ後もいい意味で何も変わらないような面もありそうだ。特に障害支援事業に関しては全国の自治体も福祉事業の一貫として注目しており更に拡大して行くのだと思われる。
 テクニカル的には目先的には買われすぎ感もあるが、2020年1月の高値水準も視野にいてれており早晩高値更新も期待される。ただ、期待が強すぎるきらいもあり、ここからの投資は慎重に25日移動平均線のサポートなどを確認しながらということになるだろう。

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