日々是相場-朝刊-

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マネー・副業
 おはようございます。
 7月は長雨、8月は猛暑、と「異常気象」なのだろうが、最近ではこうした「異常気象」が当たり前となっている感もある。株式市場も米国のナスダック指数などはどう見ても割高、異常という感じなのだが、何となく異常さを感じさせないところもあり、異常に慣れてしまっているのではないかと思う。
 株式市場で異常な状態が続き、異常が正常と思われているということが「バブル」だと思う。これまでの1980年代バブルや米国の「ニフティ・フィフティー」の時、そして「ITバブル」や2007年の時なども同じように「異常」なところをいかに正常に見せるかということが行われていたような気がする。毎回言われることでもあり、今回も杞憂に終わればいいが、近いところでは2015年夏や2017年秋を思い出さずにはいられない。
本日の投資戦略
引き続き米国株は堅調となっており、売り方が踏みあげられているという感じだ。日本市場でも強気な見方も増えて来ており、少し下がるとすかさず買い戻しが入るという感じになっている。ただ、実際に足元の企業業績の回復が見えて来ているわけでもなく、さすがにここからは上値も重くなってくるのだと思う。
「コロナ後」を見越して買えるという銘柄等も既に買われ過ぎている銘柄も多いので、特に米国市場などはバブルなのだと思う。バブルが弾けるときは金融政策の変更などによるものが多く、金融当局の言動などには注意が必要ということだろう。
米国市場でハイテク銘柄が堅調だが、日本市場では米国のGAFAMにあたる銘柄もなく、目先的にはソニー(6758)や村田製作所(6981)など電子部品株などが注目されそうだ。ただ、割高感が強い銘柄もあり、上値は限られるだろう。逆にコロナ後の景気回復を先取りするのであれば三菱商事(8058)など商社株も注目される。
三菱商事(8058)は75日移動平均線を抜けてきたが、雲の中での動きが続いている。ここを抜けてくるかどうかというとこだが、75日移動平均線のサポートを確認しながら戻りを試す動きが期待される。


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