アルチザンのココロ vol.14

記事
コラム
先週は良き日和が続いたが、本日日曜はさすがに曇り。
朝一番に自治会のボランティア活動を済ませ、今はのんびりと
ブログなど綴っている。
本日のトップ画面は若い時によく読んでいた
ランボーかバイロンかの詩を添えたモノクロのイラスト。
どっちのだったかがはっきりしないのは少々恥ずかしいが
何か心が病んでいたのかなあ、という内容である。

今回は少し音楽のことなど綴ってみたい。
50半ばを過ぎて、常に音楽に傾倒することが少なくなったが
昔はいろいろ聴かせてもらった。
高校時代は友人の誘いもありバンドに参加させていただき、
ベースを少しかじったが、センスも無く今はほとんど触らない。
バンド内の友人の影響でよく聴いたのがローリング・ストーンズ。
バンドではジャンピン・ジャック・フラッシュやブラウン・シュガーなどの
名曲もコピーをしていた。ちと懐かしい。
その友人はストーンズのアルバムを結構持っていたので
借りては録音していた。今でもカセットテープは残っている。
当時、渋谷陽一のサウンドストリート(NHK-FM)を毎週聴いては
洋楽の情報を入手しており、中でも一番気にいったのが
レッド・ツェッペリンとエルビス・コステロ。
ツェッペリンはご存じの通り、ハードロックの雄であり
伝説や影響の大きいバンド。グルーヴ感を巻き起こすサウンドは
このバンドが初めてでは?なんて思う。
エルビス・コステロは アトラクションズと共に奏でた
バンドサウンドが、自分の中ではスタイリッシュでポップ。
当時のイギリスは、パンクやモッズのムーヴメントが健在で
コステロしかり、その要素もありつつ新しい音を感じたものだ。

IMG_1471n.jpg

上のイラストは、ローリング・ストーンズのヴォーカル ミック・ジャガー。
専門学校の卒業制作を描く前に、テーマを決めながらラフ的に描いた1枚。
高校の時の影響を形にしたいと、対比としてジョン・レノンを選び
結果、B1パネルに2枚ずつ色違いの二人を描いた。使用はパステル。
それぞれのインタビュー誌とか当然曲なども聴いて勉強したはず。

IMG_1473n.jpg

上のイラストは、そのビートルズ ジョン・レノンのラフ的作品。
結局この構図に決めて、赤と青のバージョンを作成した。
目元はサングラスをかけた形がそれらしかったので変更したのを記憶。
その卒業制作の作品は、今1枚だけ残してある。

というように、音楽=ロック音楽が常に心の中に宿り
それを形にできる仕事ができればいいな、というのが当時の思い。
そういう雑誌の表紙絵など描けたらどれだけ幸せだったことか。
仕事についてからは、なかなかイラストを描くことも少なくなり
ロック音楽も当時聴いていたものを引きずりながら聴いている。
いいような悪いような、若い時に受けた感性はこのような形で
絵になっていた。先のブログでもいくつか紹介しているが
あの頃、下手くそながらも真剣に紙面に向かっていたのかな、なんて
センチメンタルにもなる。

noboku
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す