フルマラソンの距離はなぜ42.195kmなのか【理由を解説】

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「フルマラソンの距離ってどうやって決まったのかな」



こんな疑問に答えます。




✔ 本記事の内容
・フルマラソンの歴史 
・42.195kmはこうして決まった
・フルマラソンの素晴らしさとは



✔ 私の紹介
つんちゃんプロフィール.png

こんにちは、つんちゃんです。



僕はマラソン愛好家で、ほぼ毎日走っています。
2016年にフルマラソを始め、2017年の神戸マラソンでサブ3を達成しました。



学生の時はトライアスロンをやり、就職後は趣味でランニングを始めて、どうせ走るならとフルマラソンを始めた感じです。



・2016年10月 大阪マラソン:3時間43分54秒
・2016年11月 神戸マラソン:3時間4分48秒
・2017年11月 神戸マラソン:2時間58分39秒
この記事では、「フルマラソンの距離が42,195kmの理由」について書いています。



なぜ、フルマラソンはこんなに距離が長く、しかも42,195kmと中途半端なんだろうと思う方は、最後まで読んでみてください。
それでは前置きはこれくらいにしてスタートしていきましょう。




フルマラソンの歴史


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マラソンの誕生は、紀元前400年に遡ります。
アテナイという古代ギリシアの都市国家群と、アケメネス朝ペルシアという国家の間に起きた「マラトンの戦い」という戦いがあり、その中で起きた2つことが有力な説といわれています。

※アテナイとは現在のアテネ。アケメネス朝ペルシアは現在のイランあたり。



①勝利の報告のため走った説


1つ目の説は、アテナイ(今のアテネ)が約2倍ものペルシア軍を、マラトン(アテネ北東にある村)で破った一報を本国に知らせるため、ピリッピデスという人が約40キロ離れたアテナイまで、勝利を報告するため走ったという説です。



ピリッピデスは、アテナイの人々に戦果を報告した後息絶えてしまい、人々はその功績を讃えるため「マラソン」という長距離を走る習慣が始まったと言われています。



「わかりやすくいうと、東京で、鎌倉の暴走族と千葉の暴走族がケンカして、鎌倉軍が勝利したことを、鎌倉軍の手下が鎌倉まで走って「勝ったぞ!」と言いに走るみたいなものです。」



②援軍を求めるため走った説

2つ目の説は、同じくピリッピデスという人が走った点は同じですが、戦いに勝利したことを伝えるためではなく、ペルシア軍を迎撃する援軍を求めるため、伝令としてスパルタ(古代ギリシアの都市国家)に走ったという説です。
アテナイからスパルタまで200キロ以上を走った彼の功績を讃えて、「マラソン」が誕生したと言われています。



「わかりやすくいうと、同じく東京で、鎌倉の暴走族と千葉の暴走族がケンカして、鎌倉軍が負けそうなので群馬まで走って応援を呼ぶみたいなものです。」



どちらにせよ、両説ともピリッピデスという人がマラソンの生みの親といえるのは間違いありません。
当時は、今ほど食料などが裕福な時代ではないことから、長距離を走ることはかなり大変だったと言えるでしょう。


42.195kmはこうして決まった


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マラソンの距離が42.195kmになったのは、第8回パリオリンピック以降と言われています。


当初は42.195kmではなかった


長距離走が「マラトンの戦い」の伝承にちなんでマラソンとされたのは、古代ギリシアで開催された近代オリンピックの第1回アテネ大会のことでした。


さらに走る距離もマラトンからアテネまでの約40キロとされ、ピリッピデスさんへの称賛といえる競技種目として行われたいたのです。


アテネ大会では走る距離に決まりはなく、第3回大会まで大体40キロという曖昧なものだったようです。


初めて「42.195km」という距離が設定されたのは、第4回ロンドンオリンピックでのことでした。


国王の住むウィンザー城からホワイトシティ・スタジアムの26マイル(41.843km)で競うこととされていたが、王妃アレクサンドラが、「スタート地点は宮殿の庭で、ゴール地点は競技場のボックス席の前に」と注文したために半端な数字の距離(385ヤード:351.89メートル)だけ延長されたという逸話があります。


スタート地点については、観客が参加選手の走行を邪魔しないように庭にしたとも言われており、真相はわかっていません。


正式に42.195kmになったのはパリオリンピックから


第4回ロンドンオリンピックの時に、最初に競技場に到達したイタリアのドランド・ピエトリという選手が、ゴール地点を勘違いして、直前(彼の認識におけるゴール)で倒れ、役員の手助けがあって何とかゴールするということが起こりました。


しかし2位のアメリカチームが抗議し、のちに失格となり、これを選手の名前にちなんで「ドランドの悲劇」と呼ばれました。


このことがあり、第8回パリオリンピック以降から、フルマラソンは42.195kmになったとされています。



フルマラソンの素晴らしさとは


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マラソンは素晴らしいスポーツだと、僕は思っています。


何が素晴らしいかというと、


・気軽にできる
・達成感がすごい
・計画的思考が育つ


この3つだと思います。



気軽にできる

マラソンは何といっても、簡単にできることです。


自分の体さえあれば、誰でも始められます。


わざわざお金をかけてジムにいく必要もないし、色んな道具を揃える必要もなく、1万円くらいのシューズさえあればできるスポーツです。



達成感がすごい


これは実際に走ってみないとわからないことかもしれませんが、マラソンをゴールするとかなりの達成感を味わえます。


42.195kmのフルマラソンはもちろんですが、初心者であればハーフマラソンや10kmでも十分な達成感になります。



計画的思考が育つ


僕が1番マラソンをしていて、良かったなと思うことは計画的思考が育つことです。


どういうことかというと、マラソンは


大会(目標)→6ヶ月計画→3ヶ月計画→1ヶ月計画→1週間計画


と段階を踏んで細かく計画するのが一般的です。


この考え方は仕事や私生活でも役に立ちます。


仕事でもプライベートでも良いので、1年間の目標を決める、それに向かって何をすれば良いか考える、ということを自然とできるようになります。


これって当たり前のことですが、忙しい毎日を過ごしていると意外と忘れがちなことですよね。


何となく毎日を過ごすのと、目標に向かってなにか頑張るのとでは、人生の楽しさはだいぶ変わります。


もし、嫌なことがあったり毎日が楽しくないという方は、とりあえず走ってみてください。


走ると人生変わります。


enjoy run!!

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