太陽光発電システムのメリット、デメリット【営業マンは教えてくれない!】

記事
コラム
こんにちは、アオキです。

太陽光発電をご検討中のあなたに、メリットとデメリットを解説していきます!

◆本記事の内容◆
・太陽光発電のメリット、デメリット
・それぞれ詳しく解説
・デメリットの解消方法について解説


<メリットとデメリット>
先に結論から言いますね。

メリット
❶電気代が節約出来る
❷余った分は電力会社に売電出来る 
❸停電時にも電気が使用出来る 
❹環境に貢献出来る 
❺遮蔽効果があり、夏場に室内の気温が上がり難くなる 
❻15年間という手厚い保証 
❼『太陽光発電を設置してるぜ!』というステータス 

デメリット
❶導入費用が高額
❷雨漏りのリスクがある(取り付け方法による) 
❸取り付け方法によっては、取り外し不可 
❹設置方位や周囲環境によって光害のリスク 
❺過剰な営業トークで騙される可能性がある 
❻販売店の倒産リスク 
❼そもそも設置出来ないケースもあり 

イメージ通りでしたか?
それとも違いましたか?? 

1点ずつ、順に解説していきます。


<メリットについて解説 >
まずはメリットから解説します。

❶電気代が節約出来る
これはもう説明不要ですよね。
発電した電気を宅内で使用できますので、100%電気代は安くなります。 

❷余った分は電力会社に売電出来る
そのままです。発電して、使いきれなかった分は売電できます。
蓄電池も設置されていれば、そちらに充電もできます。 
無駄がないですね。 

❸停電時にも電気が使用出来る
停電時、パワーコンディショナのコンセントから1500Wまで使用可能です。
だたし発電が1500W以上あることが条件で、それ以下の場合はその時の発電量が使用できる上限になります。 

❹環境に貢献
自宅で発電したぶん、電力会社から電気を買わなくてもよくなり、その分電力会社も電気をつくる必要がなくなります。
電力会社はほぼ火力発電なのでCO2を排出しまくりですが、太陽光発電はほとんど排出しません。 
ちなみに、太陽光発電システムを製造する過程で発生するCO2は、太陽光発電を利用することで約2年ほどで回収できます。 

❺遮蔽効果があり、夏場に室内の気温が上がり難くなる 
屋根の上にもう一つ屋根をつくるような形になるので、夏場の室内(特に最上階)の温度上昇を抑えることができます。
これはもう棚ボタ的なメリットですが、体感的にも結構変わるので、エアコン代も節約できます。 

❻15年間という手厚い保証
過去は10年が基本でしたが、最近ではどのメーカーも15年保証を導入しています(メーカーにより、有料の場合あり)。
そんな製品なかなかないですよね。 
家でも、大手ハウスメーカーを除けば10年が一般的です。 
家より長い保証ってどんなんよ。 
それだけ、太陽光発電メーカーも自信を持って、よい物を製造していることがうかがえますね。 

❼『太陽光発電を設置してるぜ!』というステータス
はい。これはもう、個人差あると思いますが、やっぱり嬉しいものだと思いますし、誇らしいと思います。
環境に貢献していることをぜひ誇らしいと感じてください。 
設置したあなたは日本の誇りです。 


<デメリットと、解消法について解説 >
次に、デメリットを解消法と併せて解説します。

❶導入費用が高額。
昔に比べると比較にならないほど安くはなりましたが、それでも決して安い買い物ではないと思います。
平均して100万~150万ぐらいでしょうか。 
因みに10年ほど前は2倍以上の価格帯でした。 
性能は上がって価格は下がってます。 

解消法⇒複数社見積を取り、比較検討して納得した上で購入しましょう!

❷雨漏りのリスクがある。(取り付け方法による) 
パネル取付時に金具を使用しますが、屋根にネジをブスブス打ち込んで金具を取り付ける方法が一般的です。
そのため、屋根に結構な数の穴が開きます。 
勿論防水処理はするのですが、それでも漏水の可能性はゼロではありません。 
しかし、しっかり知識を持った職人さんが工事をすれば漏水リスクを抑えることが出来ますので、購入時に担当営業マンにしっかり確認しましょう。 
また、屋根によっては穴を開けずに施工することも可能です。 
ガルバリウム鋼板(金属)の屋根であれば、屋根材の突起部分を掴む金具がありますので、穴を開けることなく設置が可能で、おススメです。 

解消法⇒費用が多少高くなっても知識・技術を持った職人さんに工事をしてもらうように依頼する!また、築年数が古く、屋根が劣化している場合は屋根を葺き替えてから設置しましょう!

❸取り付け方法によっては、取り外し不可。
先程も触れましたが、ビス打ちする金具は、一度取り付けた後に外すと穴が開いたままになります。
取り外す場合は、屋根を葺き替えるのが一般的です。 
ただ、基本的に取り外すようなものではないので、デメリットと言うほどではないです。 

解消法⇒屋根葺き替え時以外は取り外さない。葺き替えもセットで検討しましょう。

❹設置方位や周囲環境によって光害のリスク。
太陽の光をパネルが反射させ、周囲を照らして眩しい被害を受けることを光害と言います。
これ相当眩しいので、取り外せと裁判沙汰になるケースもあります。 
北面は反射しやすい上に発電量もかなり落ちるので、どのメーカーも推奨していません。 
それ以外の面でも、高層マンションがある場合などは反射してしまう場合があります。 
とはいえ、太陽も季節や時間によって微妙に角度が違うので、年中・一日中反射している訳ではなく、余程神経質な人以外はカーテンを閉める等で対処するでしょう。 

解消法⇒北面設置は避ける!(ぐらいでほぼOKです)

❺過剰な営業トークで騙される可能性がある
色々と規制も厳しくなり、法外な価格で販売するような悪徳な販売会社は今では絶滅に近いです。
ただ、契約する為に過剰に経済メリットを訴求していたり、メーカー発行ではなく、その会社独自の経済シミュレーションを提示された場合は、理由と真偽を追求してみましょう。 
勿論、正当な理由があって提示している販売会社もありますので。 

解消法⇒即決せず、営業マンとの対話(インターホンが鳴ってから帰るまでの所作全て含めて)の中で、その人が信用出来る人かどうか見極めましょう!

❻購入先の倒産リスク
こればかりは未来の事ですし、見極めも難しいと思います。規模の小さい会社でも長年継続している会社もあれば、大きくても倒産してしまう会社もあります。判断基準としては、太陽光発電以外にも事業がある会社や、拠点が複数ある会社、ホームページをマメに更新して情報公開している会社等は、信頼できると判断していいでしょう。

解消法⇒仮に購入先が倒産しても、メーカー保証が切れる訳ではありません。不具合発生時は、メーカーのコールセンターできっちり対応して頂けます。

❼そもそも設置出来ないケース
まず、マンションは設置出来ません。
たまに、マンションの屋上に共有のシステムを設置して、各世帯に分配するというようなマンションもありますが、稀有です。 
また、屋根が北向きオンリーの住宅は絶対おすすめしませんが、勾配が緩ければ(5度ぐらい)まだ検討の余地ありです。 
他、昭和56年(1981年)以前の建物は基本的に設置出来ないとされています。建築基準法が改定される以前であり、建物が重量に耐えられない可能性があるからです。 
もちろん、一概に全てが不可という訳ではなく、築100年ほどの家でも設置されているケースもあります(調査必須)。 

解消法⇒建物に設置出来ない場合は、庭やカーポートの上という方法もあります!


<まとめ >
色々書きましたが、デメリットとしては回避しようと思えばできる、もしくはリスク低減できる内容です。

10年以上前から年間20万世帯ほどが設置していますが、前述のような設置できないケースもあることを考えるとかなり多いですよね。

多い事にはそれなりの理由がありますので、じっくり検討して、幸せな太陽光発電ライフをエンジョイしてください(^^)/
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す