(中学生向け)2021年入試対応について(前編)

告知
学び
2021年の高校入試は、コロナの影響で都道府県によっては試験範囲が縮小されるとのことです。

ここではひとまず数学の話に限定しますが、例年との変更が大きいところでは、「相似な図形」の一部と「円周角の定理」と「三平方の定理」そして「標本調査」と、中3の後半内容がすべてカットされるようです。
また、「全範囲から出題するが、基礎的な内容の問題を多めにする」という地域もあるそうです。

詳細は各都道府県の試験要項を参照していただければと思いますが、昨年までの過去問が活用しにくいのではないかと思います。
特に、図形分野の範囲削減の影響は大きいでしょう。入試問題の多くは、複数の単元にまたがっての出題になります。具体的な例で示すと、次のようになります。


問1 合同証明(中学2年内容「平行と合同」を用いる)

問2 角度を求める(中学2年内容「三角形・四角形の性質」中学3年内容「円周角の定理」を用いる)

問3 長さを求める(中学3年内容「相似な図形」「三平方の定理」を用いる)


このように、どの単元からの出題かわかりにくく、あらゆる知識を駆使しなければ解答を出せないという問題が、多くの地域で試験後半に出題されがちです。

そして、数学の授業を担当したり問題を作成したりする立場から言うと、相似な図形と三平方の定理を削除するとなると、問題の作成がかなり困難になります。使える知識が限定されて、単純で易しい問題か凝り過ぎて難しい問題にせざるを得ないと思うのです。

そんな2021年入試に対応するために、勿忘荘では2021年の試験範囲にあわせた模擬試験を作成し、提供していきたいと思います。
詳細は『出品サービス』にて掲載していますが、ご自身が受験する予定の都道府県の試験範囲を教えていただき、その範囲内でその地域の過去問題と似せた形で問題を作成します。

簡単に言えばオーダーメイド方式になりますので、ダウンロードショップでは扱えませんが、そのぶんきめ細かいサービスが提供できると考えています。

本屋さんで売られている過去問だけでは不安だという方や、少しでも今年の試験に似た問題を体験してみたいという方にはうってつけになります。
興味がある方は、ぜひ一度サービスページをのぞいてみてください。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す