建売住宅と注文住宅のメリット・デメリットまとめ

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戸建住宅に住むと決めた場合に、建売住宅にするのか、注文住宅にするのか、自分たちにはどちらが合っているのか、考えますよね。この記事では、建売住宅と戸建て住宅のメリットとデメリットを分かりやすくまとめていきます。

建売住宅とは

建売住宅とは、設計、施工が完了した住宅と土地がセットになって販売されているもののことです。デベロッパーが開発した新しいお家がたくさん並んだ住宅地を思い浮かべて頂ければ分かりやすいかと思います。


建売住宅のメリット

・注文住宅と比べるとかかる費用が比較的安い。
・検討、購入、入居までの期間が短く済む
・既に完成した家を選ぶことになるため、イメージが湧きやすい
・周辺とのコミュニケーションが取りやすいことが多い

このくらいでしょうか。それぞれ詳しく見ていきます。

注文住宅と比べるとかかる費用が比較的安い

これはどういうことかと言いますと、建売住宅というのは基本的にはデベロッパーが大きな土地を購入し、その敷地をいくつかに切り分けて一斉に住宅を建てて販売することが多いです。
同じ期間に、ある程度規格化された材料を使い、一斉に住宅を建てることができれば、人件費や施工のコストを下げられますよね。そのため、建売住宅は、土地とセットでありながらお手頃な価格で販売することができるのです。

検討、購入、入居までの期間が短く済む

まず、建売住宅は既に完成していることが多いので、住宅を実際に見て検討することができます。そして購入も、土地と住宅同時に購入することができ、お金の流れもマンションを購入するときなどとほぼ一緒で単純です。そして入居においても、既に完成された住宅であることから、契約、購入が済み次第、お引越しすることができます。

既に完成した家を選ぶことになるため、イメージが湧きやすい

建売住宅の場合、選ぶ際に実際に家の中に入ってみることができるため、入居後の生活のイメージがより具体的になります。実際に見てから選ぶことができるのは、建売住宅のメリットと言えるでしょう。

周辺とのコミュニケーションが取りやすいことが多い

これはどういうことかというと、建売住宅は大きい敷地に一斉に建てられることが多いため、完成、販売の時期も同じです。つまり家族が増え、新しい新居を探している20〜30代の子育て層が集まることが多いです。困った時はお互いに相談などできますし、生活において共通点も多いため、コミュニケーションが取りやすいと考えられます。


建売住宅のデメリット

・間取りの自由度が制限される
・住宅のスペックが制限される
・デザインの画一化
・生活環境

以上が挙げられるかと思います。それぞれ見ていきましょう。

間取りの自由度が制限される

ここまで書いてきたように、建売住宅は既に完成した住宅、設計が完了して施工途中の住宅が売りに出されるため、間取りを自分の好きなようにするということはできません。

住宅のスペックが制限される

これも間取りの話と同じで、スペックを自分の好きなようにすることができません。もちろん、一部はオプションとして追加できるものもありますが、完全に自分の好みや望むものにするというのには制限があります。さらに建売住宅は施工途中などを実際に見ることができないため、性能面でしっかりと施工されているのか、、少々不安になることもあるかと思います。よく話題になる欠陥住宅というやつです。

デザインの画一化

建売住戸の多くは、隣に同じような住宅が建っています。そのおかげで、コストが下げられ、比較的安く提供されています。しかし、自分だけのオリジナルの家に住みたいという人にとってはこれがデメリットになるでしょう。

生活環境

もう一つは生活環境です。コミュニケーション面では、メリットがあると記事に書きましたが、建売住宅は大きな敷地を細分化しているため、住戸間の距離が非常に近いことが多いです。そのため日当たりや、プライバシーということを考えた場合に、その環境がデメリットであると考えられることがあります。



注文住宅とは

注文住宅とは、住宅の設計から竣工までを、設計士さんと一緒に打ち合わせを重ねながら、創ることができる自分だけのオリジナルの住宅です。よくお昼のワイドショーでやっている建築家が設計した素敵な住宅紹介などを思い浮かべればイメージが湧くと思います。

注文住宅のメリット

・間取りが自由
・スペックが自由
・設計から竣工まで全ての過程を見ることができる
・生活環境

間取りが自由

注文住宅なので、設計士さんに自分の要望を伝え、一緒に考えて住宅を作っていくことができます。自分が想像するライフスタイルに合った、自分だけのお家を作ることができます。

スペックが自由

住宅の性能も、要望を伝えることで自由に決めることができます。例えば、自分が冷え性の場合、冬のことを重点的に考え、エアコンはどういうものにするのか、床暖房は入れるのか等考えることができます。また仕上げ材など、他にも自由に決められる部分が多いです。そのため、床暖房を入れたら費用が上がってしまった、、というような場合でも、他の部分でバランスをとることで、ある程度の費用のコントロールが可能です。

設計から竣工まで全ての過程を見ることができる

注文住宅の場合は、まず土地を探すところから、また、設計から竣工まで全ての過程を自ら参加して、実際に見ることができます。そのため、竣工した時には「自分が作った家」「自分だけの家」という大きな満足感を得ることができます。

生活環境

注文住宅の場合、どんなに悪条件の立地であったとしても、設計士さんと打ち合わせを進めることで、どうやったら環境が良くなるか、考えていくことができます。その土地に合った、そこに住む家族に合った形を創ることができます。


注文住宅のデメリット

・建売住宅と比べると、費用が比較的高い
・構想から入居まで時間がかかる

建売住宅と比べると、費用が比較的高い

これはどういうことかというと、まず第一に、土地を持っていない方は、土地を購入する必要があります。そして住宅の設計費用が建売住宅より多くかかります。また、少ないケースではありますが、設計を進めていくと、地盤やその地域の規制により、思い通りの構造計画にならない場合もあり、想定していた費用よりも高くなってしまう場合もあります。

構想から入居まで時間がかかる

これもまず、土地を持っていないと、土地を探すところから始まりますので、土地とセットで販売されている建売住宅より長い時間がかかることはわかりますよね。
そして、設計も1から行うことになりますので、どの設計事務所にお願いするのか、ハウスメーカーにするのか、工務店にするのかなど、考えなければいけないことが沢山あります。
また、設計、施工の段階で、設計士さん、工務店さんとの打ち合わせに多くの時間を割くことになります。


まとめ

いかがでしたでしょうか。この記事では、建売住宅と注文住宅のメリットとデメリットをまとめてみました。建売住宅と注文住宅は表と裏のようでもあり、それぞれに良いところと、良くないところがあるかと思います。自分が想像するライフスタイルに合った方を選択してみてくださいね。


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