お薬手帳についてざっくり解説

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コラム
薬局に行くと必ず「お薬手帳はお持ちですか?」って聞かれると思います。

正直なんでこんなもんいちいち出さなきゃならないんだ!!って思われる方いらっしゃるんじゃないでしょうか。
まあおっしゃりたいことはわかります。持っていくものは増えるわ、内容なんか変わらないしって
ではこれが生まれた経緯とどんな活用をしているかお話ししていきたいと思います。

お薬手帳を活用しようというきっかけとなったのは阪神大震災のときでした。その当時は患者さんにはお薬の名前をあまり教えないほうがいいとう風潮もあったみたいです。いざ避難所などで救援活動などしていて、中には心臓の薬など毎日飲むのが欠かせない人にお薬を処方したいのですが肝心の薬の名前がわからないという事例が結構あったようです。
このようなことから薬の内容がわかるものを持ちましょうということでお薬手帳を活用する流れが生まれてきました。
ちなみにこの活動が功をそうして、東日本大震災の際はお薬手帳を持っている方はきちんとお薬がもらえたそうです。(自己申告では本当に間違いがないか確証が得られないから駄目だったそうです)
手帳の活用としてはそれ以外に薬の服用が時系列で把握できるので、他での飲んでいる薬と相性が大丈夫か、副作用があった旨が記載されていればその薬を選ぶのを避けたりなどです。
なのでたまにいらっしゃるのですが、薬局ごとに手帳分けてきれいに整理しているよって方いますが、これは手帳が有効活用ができないのでやめましょう

本日はここ辺で、次回はお薬手帳の最近についてお話ししたいと思います



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