タロットに尋ねる~こんな時どう示される?~ 哀しみ

記事
占い
こんにちは。忍野です。
自分でフラグをへし折ってやったぜ……!(詳しくは「タロットに尋ねる~こんな時どう示される?~ 怒り2」をご覧ください)

このシリーズでは、架空の状況を想定してタロットに教えを乞うてみる、という、意味があるのかどうなのかは神のみぞ知る記事でございます。
お付き合いくださる皆さまが神です、ありがとうございます。

それでは始めましょう。

20210920_003056.jpg
「相手が相談者の言動に傷ついたり悲しんだりしているとき、どんなカードで教えてくれるか」
哀しみについて、一応ワンオラクルのつもりで引いたカードがこれらです。
ペンタクル以外は非常に良いイメージのカードばかりですね。
それでは、細かいことを見てみましょう。

大アルカナ

20210920_000720.jpg
「相手が相談者の言動に傷ついたり悲しんだりしている時、どんなカードで教えてくれるか」
ワンオラクル『女教皇』正位置
2枚目『力』正位置
3枚目『星』正位置

『女教皇』は、まあ確かに比較的沈んだ雰囲気のカードと申しますか。静かなカードと申しますか。色で表せば青とでも申しますか……。そんな印象ありますね。
意味は「世の中のルール的にそうなるのだから守るべき」で、起きたことを落ち着いて正面から受け止める度量の深さを感じます。
補足カードは忍耐強さや我慢を表す『力』と
希望や想像を表す『星』ですので、併せて考えると

自分が望む未来を創り出すためには、相談者からの仕打ちに今は耐えるべき時で、それを自分は受け止め従わなければならない。
といった、とても崇高な目的に基づいた苦しみと、意志の強さを感じます。

ワンド

20210920_001335.jpg
「相手が相談者の言動に傷ついたり悲しんだりしている時、どんなカードで教えてくれるか」
ワンオラクル『ワンドのペイジ』正位置
2枚目『エース』逆位置
3枚目『9』逆位置

『ワンドのペイジ』は、自分の理想を追い求めてこれから真面目にコツコツと頑張っていこうとする姿ですが、
補足のカードは無気力や始められない様子を告げるエース逆位置と、
得るもののない持久戦や無意味な待機を意味する9逆位置。
併せて考えると

こうしたい、というビジョンはあるのに始まらない。動けない。そしてそれは相談者が何かしらブレーキをかけているからである。
という、じれったさや虚しさを感じさせる出方です。

カップ

20210920_001803.jpg
「相手が相談者の言動に傷ついたり悲しんだりしている時、どんなカードで教えてくれるか」
ワンオラクル『10』正位置
2枚目『3』逆位置
3枚目『エース』正位置

『10』は、集団の幸福。自分だけではなく周囲を巻き込んだ調和を表しますが、
補足のカード『3』逆位置がその連帯感を崩しています。
いっぽうで愛情の『エース』の存在はしっかりとあり、希望を手放せない印象を受けます。
併せて考えると、

大きな幸せや満足を得たいのに、相談者とのどこかギスギスした人間関係に苛まれて孤立や孤独を感じている。けれども同時に相談者のことを嫌いになれなくて、みんなで幸せになることを諦めきれない。
という、想いが伝わらない寂寥感と、強い理想を感じさせられます。

ソード

20210920_002403.jpg
「相手が相談者の言動に傷ついたり悲しんだりしている時、どんなカードで教えてくれるか」
ワンオラクル『ソードのナイト』正位置
2枚目『2』正位置
3枚目『クイーン』逆位置

『ソードのナイト』は無駄のない迅速な行動力を意味しますが、
補足カードに表面上を取り繕う『2』と、
孤独にさいなまれる『クイーン』逆位置があります。
『2』を開いた瞬間に彼のやつれが気になったので、それも加味してリーディングすると、

合理的に、無駄なく行動しているが、実際それは表面上、相談者に合わせて無理しているだけで、実際の所は寂しさ、孤独に苦しんでいる。
という、外から見ただけではわからない一面が垣間見えます。

ペンタクル

20210920_003001.jpg
「相手が相談者の言動に傷ついたり悲しんだりしている時、どんなカードで教えてくれるか」
ワンオラクル『7』正位置
2枚目『エース』逆位置
3枚目『ペイジ』正位置

『7』は、思ったような成果が出ないこと。実力不足を実感する様子を示します。
補足カードは損失や不安定、不正な獲得などを表す『エース』と、
コツコツと堅実に、努力を惜しまず成果を出そうとする『ペイジ』です。
補足の2枚は互いに背を向けあっており、『7』の人物は失った価値(『エース』逆位置)を凝視しているようにも見えます。
併せて考えると、

努力しているのに結果が伴わず、その上手くいかない遣る瀬無さから気持ちを切り替えられないでいる。
という、誰もが経験があるような落胆を感じさせます。
ペンタクルについては、あまり相談者がどうのこうの、という所への因縁は感じませんね。自分の胸算用(自分がどれだけのものを得られるか。これからどうしていくのが現実的かを計算すること)に終始しているみたいです。

哀しみのカードの出方を改めてみてみると、理想や目標とセットになっているように思えます。
なので、ワンオラクルで理想像のところがピックアップされて出てくると、よほどのインスピレーションの持ち主でない限り、それが哀しみの一角であるとは露にも思いませんよね。難しいなあ…。
個人的には、補足のカードのように複数引いてみた場合には、逆位置や負の意味のカードが1枚でも混ざっていたらそれを軽視してはいけない。という良い教訓となりました。

お付き合いくださりありがとうございます。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す