コモディティー化の波が自動車産業にも。中国製自動車が日本に来る!

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経営者のみなさま、おはよう御座います! 韓国の乗用車は日本で不人気で撤退しましたが、今や中国の自動車が入ってくる時代が来ました。

 本日の日経新聞によると、これから続々と中国の自動車が日本に入って来ます。東風汽車集団は、1万台の供給を日本の運送会社に小型トラックを収める計画です。

 BYDはすでに収めている50台のバスに加え、向こう8年で2000台を販売する予定です。

 そう、お気づきの通り、どちらも商用車のEVです。

 トヨタやいすゞ、スズキ、ダイハツで作るEVトラックの会社は出遅れており、またEVバスは日本にはBYDしかない為、EVの商用車は今は中国製を買うしかないんですね。

 トラックやバスを使うユーザーは、CO2を削減しなければなりません。残念ながら、日本メーカーはそれに対応できていません。 

 難しい日本の自動車法規に、中国企業は果敢に挑戦し、達成した努力は素晴らしいと思います。小さい右ハンドル市場、それも特殊な日本の法律に合わせてきた努力はすごい対応力ですね。

 なんだか、日本の電気業界を思い出します。機能や品質にこだわり、ガラパゴスに向かって、大きくシェアを落とし、世界から存在感を無くしたソニーやパナソニック。

 海外に住んでいた時、明らかに日本の電化製品が韓国製品や中国製品にとって代わっていきました。でも、日本ではそんな雰囲気は全く感じられず、違和感を感じていました。10年たってから日本でやっとガラパゴスという言葉が出てきました。

 テスラといえば、ショッピングセンターの一番いいところにチャージャーがあり目立つ存在ですが、日本では異様に少ないですよね。数年前から感じていました。

 同じように、日本で気が付いたころには、世界は変わっていたという事が起きていないか心配です。それも自動車産業という日本の基幹産業で。。。

 電化が急速に進む海外に比べて、日本は電気チャージステーションもとても少なく、それに伴い車の電化も遅れました。

 結果、日本で電気商用車を使おうと思ったら、中国に頼らざるを得なくなっています。

 日本の基幹産業である電気と車。電気は大きく存在感を落とし、このままだと自動車産業まで本当に怪しくなって来ました。

 車のコモディティー化は予想されていたことではありますが、実際はじまると恐怖を感じます。

 日々お伝えしている通り、CO2削減への対策は待ったなしです。自分たちを守るため、日本を守るため、実行しましょう!
本日も最後までお読み頂きありがとうございます。素敵な日をお過ごしください。


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