スウェーデン式、会議の一番初めにすることは?

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経営者の皆様、おはようございます! 「顧客満足度向上のためのアイディア出し」や、「チームワークをよくするための会議」などブレインストーミング的な会議においては、ちょっと発言に勇気が必要ですよね。そのようなときにまず会議の冒頭で行う、スウェーデン式の方法があります。

 思っている以上に、縦社会の会社から来た転職組、また若い人は自由な発言を怖がっています。ある人が、「前の会社とあまりにも違うので、上司に向かって意見を言うのに入社して2年もかかりました。」と言っていました。

 会社によっては意見を言うと怒られるという会社もありますし、意見を言わない人は存在意義がないという会社もあります。

みなが会社を良くしたいと思っているし、お客様に喜んでもらいたいと思っているはず。特に現場の方の意見はとても重要。みんなでいろいろ話し合うべきと考えている経営者の方は多いのではないでしょうか。しかし、なかなか意見を言ってもらえません。。。

 ということで、スウェーデン式の会議は、「会議のルール」を決めることから始まります。

司会:じゃ、会議のルールを出しましょう! まずは私から始めますね。「最後まで話をきちんと聞く」と、ポストイットに書き貼りだします。

Aさん:何でも言えるように、「意見を否定しない」

Bさん:英語やアルファベットの言葉はわかりにくいから、「分かり易い言葉で話す」

Cさん:反対意見も言えないといけないよね。 でも、前向きな話し方で反対意見も出せるようにしたいね。

などなど。

司会:これが今回の会議のルールですので、守っていきながら、積極的に意見を出し合いましょう!

 時間はそれほどかかりません。5-10分でほぼほぼ毎回同じ言葉が出てきますが、その言葉を出してみんなで確認することにより、「安心感」を創り出すことが目的です。

 安心を感じ、一体感が生まれたところで、皆さんは自由に意見を言えるようになります。そして、そのような状況で行うブレインストーミングは、お互いを更に理解することができ、また、みんなお客様や会社のことを考えているんだ!という事も確認でき、更なる安心感と一体感を深めます。

 表紙は先日、エグゼクティブコーチングをしている社長様の会社にて、オンラインブレインストーミングで行ったときの、会議のルール決めです。10年後の会社と私について、みんなで話し合うブレインストーミングです。

 1時間ちょっとという短い時間でしたが、社長さんは地方展開しか考えていなかった事業を、みんなの意見を聞いて、全国展開までもっていきたいと、夢を大きく膨らませました。また会社の未来を従業員とシェアすることができたと喜んでいらっしゃいました。

 ブレインストーミングの前は、ぜひ、スウェーデン式の会議ルール決めを行ってみてくださいね。

 本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。素敵な一日をお過ごしください。
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