コロナが齎した変化

記事
ビジネス・マーケティング
コロナが齎した変化はいろいろありますが、リモートワークが急速に広がったことは最も象徴的なことだと思います。企業でも商談の多くはWEB会議システムで行われるようになりましたし、研修や採用面接もパソコンとスマホの中で済ませることができます。とても楽です。特に地方の企業にとっては交通費と移動時間をかけることなく次から次へと商談ができるのは大きな魅力です。

しかし良いことばかりではありません。都会の企業はリモート勤務がどんどん増えています。そうすると労働者にとっては、地方にいながら都会の企業で働くチャンスが生まれます。ということは、地方企業は目の前にいる人を都会の企業にとられてしまうリスクが高まっています。そりゃあそうです。都会の企業のほうが良い給料をもらえるわけですから。

ですから地方の企業だからと言って、いつまでも地方のレベルで人を募っていれば、地方からは人材がどんどん流出して、インターネットによって埋まるはずだった地域格差はむしろ広がってしまうかもしれません。

特に私の住む長野県南部は残念ながら人材に金をかけない地域。これは複数の人材系企業が口を揃えていることです。彼らはより条件の良い仕事に人を採用してもらうことで利益を上げています。ですから当然、給料の高い仕事を優先的に紹介します。今までは勤務地の限界があった人でもこれからはリモートで都会や他地域の仕事を選ぶことができます。都道府県別の最低賃金なんて、職種によっては意味のない数字になっていくのかもしれません。


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す