失敗の本質
これは太平洋戦争でアメリカと戦った日本軍の失敗を書き記した名著です
かつて日本軍が犯した失敗は何なのか?現代ではどうなっているか?何が失敗だったのか?
日本の戦争は、「戦略」が曖昧だったと言われています
なぜ日本は曖昧な戦略だったのでしょうか?
全体的な戦略よりもその場その場の戦術重視だった
偶然の成功体験に固執していた
この二つが大きくあったと思います
戦略と戦術
よく使われる言葉ですが、この2つの違いはなんでしょうか?
僕は、戦略とは目的を達成するための全体的なロードマップ、シナリオ
戦術はそれを達成させるための手段方法だと思っています
旧日本軍はこの目的達成のための戦略がはっきりせず的を絞れてなかったんですね
戦略がなければやるべきことを絞れず労力が増えてしまいます
戦略とは「戦いを略す」こと
なにをやるべきか、何をやらないべきかを考えることでもあります
戦略は戦術ではカバーできない
そしていくら戦術が良くても戦略がダメなら話しになりません
例えば南洋諸島で日本軍が駐留した25島のうちアメリカが上陸占拠したのはたったの8島だけです
つまり7割は無駄になってしまったのです
ここで駐留基地で勝利するために兵士をいくら配置して訓練しても無意味ですよね?
兵士たちが勝てる戦術を作っても、全体を構成する根本の戦略がなければ努力も泡の水になってしまうのです…
かつての成功体験にこだわってしまう日本
「今までこれで成功したから」
「このやり方が絶対正しい」
この考え方が日本が敗戦した理由の一つです
いますよね、こういう老害
そして今の日本企業もこういった考えを持つところがあると思いませんか?
戦争で日本は白兵銃剣主義でもあったし、アメリカが戦闘機で戦っていたのに日本は戦艦大和だったりと、時代に適応していませんでした
先のレジリエンスでお話しした通り環境や時代に適応することが大事です
しかし日本軍は根性論精神論に頼ってしまったのですね
アメリカは日本の零戦対策やレーダー開発など柔軟に対応していたのですが、日本はついて行けずどんどん不利な状況で戦っていたのです
現代でも状況は変わっているのに対応しきれてない会社も沢山ありますよね
コロナでもテレワークに対応しない
感染者は増えているのにテレワークを辞めて特に意味もなく通常出社に切り替える
リモートに対応できない上司
ハンコ、FAX文化にこだわる などなど
アメリカが自分たちに有利な戦いをするためにルールを変えていくのに日本は敵の土俵に立ったままでいたわけですね
アメリカをルールをいつでも都合の良いように変えられる、ゲームマスターにさせているままでは一生勝てませんね
SONYは音楽プレーヤーの性能に拘っていましたが、AppleはiTunesなどのプラットフォーム戦略に変えてきましたよね
携帯もガラケーから画面に直接タッチするスマホにイノベーションしました
あなたの働いている会社でも会社の偉い人たちがゲームマスターで自分たちに有利になるよう働きます
政治家とかもそうですよね
彼ら政治家は自分たちの不利になるようなルールや仕組みを作らないですよね?
勝つためには自分でルールを作ることです!
と言っても僕のために会社や国の法律を変えることは不可能なので、、笑
僕の場合は自分のための会社を創ることにしました笑
まとめ
戦略とは目的を達成させるためのシナリオでそれを構成するのが戦術
戦術だけでは戦略はカバーできず、正しい戦略を考えなければいけません
戦略がなければ日本軍が25の島を占拠したのも無駄な労力に終わってしまうのです
そしてかつての勝利の常識がずっと続くことはないです
時代も変われば戦い方は変わっていきます
自分が有利になるようにルールを変えられるのであれば変えましょう!
この戦法が絶対正しいなんて神話を本気で信じるようなものです
過去の成功体験に執着した結果世界的にもなんだか日本は取り残されてしまってる感じがありますよね…
「執着しない」という僕が挫折から学んだことは正しかったですね!笑
もちろん変わらない普遍的な考え方はありますが
何が変わらない本質で、何が変わっていくのが見極めていくことが大切ですね。
以上失敗の本質について1部だけ解説でした!
続きも書いていこうと思いますのでよろしくお願いします