最低賃金との闘い

記事
ビジネス・マーケティング
PRO認定を頂いてからも、お値段は据え置き! で営業しております。
ですが、あの黒いマークをいただいてから、どうやら「この出品者、高いかも?」と思われているようです。

推測の根拠はお問合せが少し減ったからなのですが、どうぞお気軽にご相談ください。
すでにご利用いただいた方はご存知の通り、相場から考えても決して高くはない内容&お見積りを出させていただいております。

校正作業の相場って?

正直にお伝えしますと、わたしが考える校正者の相場は文字あたり1円。
ココナラでは手数料がかかるので、純粋に上乗せをすると1.2円ほどとなります。
さらに「プロ認定」の校正者の文字単価は1.5円目安とのことですが、ライターさんの文字単価は3円はざらで5~7円取っていらっしゃるかたもいらっしゃいます。

ライターさんの創作に掛かる労力は、文字校正の比ではないので当然かと思います。
が、校正者は農家とスーパーの間に挟まる問屋さんよろしく、値段にはシビアに、細々とやっております。

ところで、「校正者はなんで存在するんだ?」という問いに対してはヒントとなる記事を以下に書いております↓(よろしければ‥‥*)

むちゃぶりに対するご返答

時折いただくのが、「スーパー短納期」のご相談と「最低賃金を割ってしまう案件」です。

いずれもごめんなさい、をさせていただくのですが、ご理解いただけるとうれしいのは、校正には時間がかかるのです。

速読をされる方からすると、数時間で読めるはずの1冊の校正に数週間も掛かるのは納得しがたいかもしれませんね。

ここでご説明すると、校正の場合「読まない」時間も多いのです。
文字を記号として捉えて、見比べるというのには通常の読みの数倍の時間がかかります。誤字脱字だけでなく、段落ごとの字下げや、行頭回避文字のルールから外れていないかなどチェック事項は複数あります。

その上で、文章最適化のニーズがあり上乗せ料金を頂いている場合には、
 ・ 通して読んで前後の関係と相違は無いか
 ・ 表現上の揺れや矛盾は無いか
 ・ 語尾が重複していないか
 ・ 誤読を生むような表記になっていないか
といったことを確認して、同じ箇所を二重三重に読んでいきます。

また校閲、というファクトチェックが入る場合もまた、相当の時間がかかります。頂いた資料との引き合わせ校正や、Webでの校閲(特に西暦と和暦の食い違い、人物名の漢字間違いはとても多い!)、円グラフなどでは足して100になるかなども当然のチェック事項です。

でここまで、滔々(とうとう)と述べて、伝えたいのは文字単価1円を切ると最低賃金を割ってしまう!! という事実です。
私の居る神奈川県の最低賃金は、2023年現在、1112円だそうです。
年代がバレてしまいますが、学生の頃は時給800円でも高い! と喜んでバイトに臨んでおりました。
今その感覚を引きずっていると、最低賃金の目安とギャップがありますね‥‥。

物価も上がっているので当然と言えますが、時代の波に乗っていきたいものです(ついご予算を優先してお見積りしてしまう‥‥反省)。

もし他のほうが安かったら、お試し価格かも?!

わたしも数年前は、実績をまずは得たいと公開依頼に破格のお見積りで手を挙げたこともあります。
しかしそれは、その先のステップを作るためでして、当時の単価ですべてのお仕事を受けていたら、とても生活ができません

たとえば、280円の卵を
「100円で売って?」
とスーパーで交渉する人は見たことないですよね?
皆さん必要な対価を払っていらっしゃるはずです。

しかし上のような条件がまかり通ってしまうのが、校正の怖いところだなと感じております。
校閲内容が多い場合などには思うように進まず、同じページに1日中取り組むことも、ままあります。
そんな時は心の中で叫びます。
「時給いくらや?!」
と‥‥。(この時だけエセ関西弁・笑)

決して、値段を吊り上げているわけでなく、はじめに述べましたが
わたしのサービスは相場通り(か、条件によってはちょっと安いくらい)です。

どうぞお気軽にお申し付けいただければと思います。
どこかの家具屋さんではないですが、お値段以上のサービスでお応えしたいと常に思っております。







サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す