新米ライター奮闘記2020'~中村洋太さんの弟子になって~【第1回】

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5月末、Webライターをやってみたものの性に合わないことに気づき、やめようかどうしようかと思い悩む。そんな矢先、ライター中村洋太さんの記事に出会い感銘を受け「弟子にさせてください!」とお願いしたのが7月初旬。
この5ヶ月弱に渡るわたしの「ライター奮闘記」を綴りたい。べテランのライターさんにとってはとるに足らない内容かもしれない。それはしょうがない。なぜならわたしはド素人だったのだ!
大学卒業後はブライダルの道に進み、退職後ずっと続けていた社交ダンスをターンプロしインストラクターになった。文章を書くことといえば、ダンス教室のブログと個人のFacebook投稿くらい。そんなわたしが今やインタビューを中心にライターとして仕事をいただいている。自分でもびっくりだ。この5ヶ月の奇跡に感謝して、泣いたり笑ったりしたことを披露していこうと思う。
3回に分けて書いていく予定です。

現在の仕事実績

わたしの働き方は週の半分ダンス教室に勤務し、残りの半分を取材と執筆の時間に充てるというダブルワーク。どちらも本業として向き合っている。今続いているライターの案件は2つ。
・地域情報サイトのインタビュー記事
こちらの企業は地域密着型のサイトをいくつかの立ち上げていて、わたしは町のドクターや地域で活躍するスペシャリストに取材し記事を書かせていただいている。

この企業さんに出会ったのは、7月に登録したココナラで見つけたのがきっかけだ。8月からお仕事をいただくようになり、コロナウイルスの抗体検査の体験レポートや著名人の取材など、いろいろ挑戦させてもらった。
毎週コンスタントにインタビュー取材を経験させてもらうことで、相手を和ませる雰囲気づくりや短時間でも大事なポイントを引き出すコツがなんとなくわかってきた。
また、担当者さんはわたしのインタビューの姿勢や記事を気に入ってくださり、なんと3ヶ月で2回単価がアップした!(仲良くなって、わたしがおねだりしたからかも?)

・社交ダンス情報紙 月刊『ダンスビュウ』のインタビュー記事
月刊誌『ダンスビュウ』は社交ダンス業界で知らない人はいないほど有名な雑誌。わたしはインタビューを中心に誌面とWebサイトに寄稿させていただいている。
担当の編集者さんはダンスを心から愛し、ご自身もダンスをされている。いつだったか、わたしの試合の結果がイマイチだったとき、そばに駆け寄って励ましの言葉をかけてくださったことがある。その言葉が優しすぎて思わず泣いてしまった。それくらいハートフルな方で、一緒にお仕事をさせてもらえて嬉しく思う。

SEO記事が書けないWebライターだった

実は中村さんのコンサルを受け始めたとき、ある企業のSEO記事を書くことが決まっていた。しかし、SEOを調べて文章にする作業をまったく楽しめない。というか、できないし書けなかった。
そもそも知らないことをネットで見ただけでまとめるなんて、めちゃめちゃハイレベルな技術だと思った。語彙力もないし予備知識もないから、ほぼネット記事のコピペになった。また、プログラミング言語を駆使して大事なところに線を引いたり、太字にしたりする必要があり、文学部一本のわたしは頭がフリーズ。「中村さん、わたしSEO記事は無理です・・・!」と半泣きでLINEした。いや、実は泣いていた。
中村さんはすぐにお電話をくださり、わたしのパニックを沈めてくださった。そして中村さんを知るきっかけとなったこの記事の部分を、さらに丁寧にご自身の経験を踏まえて話してくださった。

「やらないこと」を決める
ぼくも2017年にフリーライターになったばかりの頃は、仕事が何もない状態で会社を辞めたから、どうやって稼げばいいのか、どうやって仕事を探せばいいのか、何もわからなかった。
最初の3ヶ月間はほとんど収入がなかったに等しい。そして4ヶ月目に100万円が振り込まれた。その冗談のような話はここでは割愛するが、ひとつ確実に言えることは、ぼくは「やらないこと」を決めていた。
ネット上に溢れていた「3000字の原稿10本で2万円」「ライター初心者でもOK」というような、「創造性を求められない、肉体労働のような作業に近い、そういう書き仕事はしない」と決めていたのだ。 note Webライターが単価を高めるためのアドバイス(完全版)より
「ぼくだってSEOを考えて書く仕事もあるよ。慣れも必要かもしれない。でも池田さんが本当にそれをやりたいかどうかが大切ですよ」
そっか。わたしったらこの記事を読んで感動したくせに、わかったつもりになって理解してなかったんだな。ライターになるなら全部経験しなくちゃと思いすぎていた。
心のなかにじんわりと、中村さんの言葉が染み込んだ。
そしてわたしは「SEO記事を書かないこと」を「やらないこと」に決めた。
誤解がないようにしたいのだが、SEOが嫌いなわけじゃない。純粋に読者としてWeb記事が好きだし、ありがたいと思っている。ライターさんがSEOを考え尽くして書いてくれるから、わたしはそのサイトに巡りあえるのだ。
けれども、SEO記事を書く職業は自分には向いていないナと思った。自分で体験してないことを言葉にできないのだ。技術的に足りてないことはもちろんだが、心がそれは無理だと言っている。
もし、とてつもなく興味惹かれる分野に出会ったら、目覚めたようにSEO記事にのめり込むかも?ただ、わたしは「分野」より「人」に興味があるからやっぱり難しいかもしれない。
途中であきらめるのは悔しかったけど、性分だからしょうがない。

ロールモデルをたてる

あるとき中村さんが、「駆け出しだしだった頃のロールモデルでした」とインタビューライターの丘村奈央子さんの存在を教えてくださった。

丘村さんはSEO記事ではなく企業サイトでのインタビュー記事などの高単価案件をたくさんと取られている、非常に活躍されているライターさんだ。
YouTubeでライターの心得を伝授されていたり、オンラインショップで本やオリジナルポストカードを販売されたり。活動の幅が広くて知れば知るほど心惹かれ、理想の働き方をされていると感じた。以来丘村さんはわたしのロールモデルになった。目指す人ができ、わたしのモチベーションはぐっと上がった。

インタビューライターになる

SEO記事を書くだけがライターじゃない。それを知って心が軽くなった。今受けている仕事はすべてインタビュー記事で、SEOを気にする必要がない。なので取材相手の良さを素直に表現すること、記事の目的を外さないことに集中できる。「良い記事を書こう、一人でも多くの読者に読んでもらおう」と情熱を込めて取り組んでいる。
今後も多方面なインタビュー記事、取材記事の案件に取り組んでいきたい。人を勇気づける文章を目指して、これからも心を込めて書いていく。
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