恋愛プロデューサーの暗く、そして美しい過去とは。

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みなさんこんにちは。

アダムです。

今日は、僕の原点になっているお話をしようかと思っております。

もしかしたら、この記事を読んだら

”こんな奴に恋愛なんて教わりたくない”

そう思う人もいるかもしれません。

ですが僕はそんな過去でも皆さんに包み隠さずにお話ししたいと思います。

なぜか?

僕と同じようにもがき苦しむ人に

一ミリでも勇気を与えたいからです。

これなら俺もいけるかも!

そう思ってもらえるようにこの記事を書き上げました。

この経験が今のアダムを作っているといっても過言ではありません。

このターニングポイントといえる瞬間をぜひ皆さんにも追体験してもらいたいと思います。





「無口なアダム、無口なアダム!」

「コクリ。」

「おい、こいつしゃべれねーのかよ! おい、もう行こうぜ!」



そんなやり取り何回したのか覚えていません。

この無口のアダム君が昔の僕です。

当時の僕を今風に形容するならば

”無口なインキャ!!”

この言葉が世界で一番しっくりくるでしょう。

僕は極度の人見知りでした。

時間をかければ慣れてくるのですが、慣れるまでが

真っ暗で湿っぽい独房に独りぼっちで閉じ込められているような気持でした。

味方なんて一人もいない。

幼少期の僕はそう思っていました。

今でも覚えているのが幼稚園の時のお泊り会。

初めて親元を離れてるときでした。

その前日から

『お腹がジンジンと痛み、頭がズキズキと割れるように痛い。』

そう親に訴えかけます。

もちろん仮病です。

親も僕の性格をわかっているので全く取り合ってもらえません。

僕はバスが出発する一分前まで水たまりができるほど泣きじゃくり駄々をこねましたが、

結局最後は園長先生に腕をグイと捕まれバスに押し込まれました。

そのお泊り会でも一言も話すことができませんでした。


結局人見知りは治らず幼稚園を卒業します。

そして近所の中学校に入学します。

中学に入学するまでに男子とは面白おかしく話すことができるようになりました。

僕は体が大きく、スポーツも好きだったのでそれで仲良くなることができました。

中学に入って初めて気になる人ができました。

その人は、すらっとした後ろ姿にすこし茶色かかった長い髪

真っ白い肌そしてくりくりとした瞳が特徴的な女性でした。

初めて見たときに魅力を感じ、目で追う回数が増え

会っていない時にその女性のことを考える時間も増えました。

会えない時間に恋は成長するとは、昔ある女性の歌手が歌っていましたが

僕は中学一年生で実感しました。

もちろん次は、

見ているだけではなく、想像だけではなく

実際に話したい

と当たり前のことを渇望するようになります。

ここまで読んでくれている方ならわかると思いますが、

僕はここまで母親以外の女性と話したことがありませんでした。

男と話すのとは僕の中では全く違うのです。

性別が違うだけなのに、

言葉が通じない異国人と話すような感覚でした。

ー何を話したらいいのかわからない
ー女子と話すときは緊張してしまう
ー話すときは目が見れない
ー嫌われたらと思うとどもってしまう

もちろんこれもコンプリートです。

まずは女子と話す練習をしなければと思い友達と

一日に何人の女子と話せるか競争

を始めます。

アメリカのどこかでやっているタマネギの早食い大会よりも

ばかばかしい競争です。

学校が終わり放課後、その友達と一緒に下校します。



『おい、今日は何人だった?」

『俺今日はすごいよ。』

『え、マジかよ』

『うん、科学の先生一人』

『え、まじかよ。負けた俺ゼロ人』

このような見るにも耐えない泥仕合が一カ月ほど続きました。

(ちなみにこの科学の先生は50歳を超える癖の強い細身のおばさんです。)

その友達も僕と同じくらい女子と話せませんでした。


その友達と考え、僕は科学の先生にしか話せない状況で

ついに連絡先を聞くということを思いつきます。

直接は話せないけどメールなら話せるかもしれないとそう思ったのです。

そして放課後に彼女がいる教室に待ちかまえます。

友達も遠くで僕のことを見守ってくれています。

ともに一カ月競争をしてメールを聞くという作戦を考えた同士でした。

最後の礼をするためにみんなが椅子をガラガラと引き

立ち上がる音が聞こえます。

僕は、

手汗が滴り、心臓の鼓動も早くなり、顔も真っ赤だったことでしょう。

ついに彼女が友達と出てきます。

『今だいけ!』

友達の合図とともに彼女の前まで歩いていきます。

『あの・・・2組のアダムだけど』

自分で話しかけておいてもう逃げ出したかったです。

『え、何? 』

『連絡先教えてよ』

『うーん、まあいいよ』

正直なんといったのかはもう覚えていませんが連絡先を交換することができました。

僕のアドレス帳に初めて母親以外の名前が刻まれました。

僕と友達は有頂天になり、ウキウキでメールの内容を考えました。

『うーん、こっちのほうがいいだろ!』

まともに話したこともないのになぜかメールになると案が出てきます。

そして初めてのメールを送りました。

ところが、

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彼女からメールが帰ってくることはありませんでした。

何回も追撃の連絡を入れましたらメールを何通打とうが連絡は帰ってきません。

自分の携帯が壊れているのかと思い父親にも聞いてみました。

どうやら壊れているのは携帯ではなく僕でした。

僕は途方にくれました。どうしたらいいのかわからないし、いつもの友達に聞いてもわかるはずもありません。

僕は彼女に完全に男として、人間として認識されていませんでした。








と、ここまで書きましたが久しぶりに当時の記憶がよみがえり

なんとも言えない感覚になります。

当時相談できる頼れる人がいればどんなに良かったかと思います。

皆さんどうだったでしょうか。

改めて自分が見てもひどいですね(笑)

それから僕は女性心理を学び大学卒業までに20人の女性に告白されるのですが

それはまたの機会にお話ししたいと思います。

それでは失礼します。










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