応用行動分析(ABA)について(初心者向け🔰)

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療育の分野や発達障害という言葉が身近な方は聞いたことがあるかもしれませんが、応用行動分析(ABA)について今回は基礎的なことをお話ししたいと思います。

「全くそんなワード聞いたことないです、、」「聞いたことはあるけど詳しくわからないな🤔」という方も安心してください。
初心者の方にもわかりやすいような内容となっています。

この記事を読めば
ABAの基礎
ABAがどんなときに役立つのかが分かるようになります
あなたの周りの発達に問題を抱えている子どもや様々な悩みを抱える親御様の解決に近づくヒントが得られるかもしれません。

そもそもABAとは?

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ABAとは応用(Appled)行動(Behavior)分析(Analytic)の略で行動の原理に基づく科学です。

科学と聞いて少し難しい印象を持たれるかもしれませんがそんなことはありません。科学的ということはエビデンスがありさまざまな研究がおこなわれているということです。

その証拠として、海外ではその確かな実績から公費でABAを受けることができるんです🙌
すごいですよね〜😌
公費とはつまり病院や発達支援事業所等において保険適応でABAのセラピーを受けられるということですね。

日本ではまだあまりABAの概念が広まっておらず認知度は低いですがこれからますます発展していくことに期待しています🤗

ABAの対象は?

ズバリABAを実施する対象とは、、、🥁



全ての人間です‼️😆

え、なに言ってんの😗??と思いますよね
でも言語化するなら「全ての人間」というふうに表すしかありません。

全てとは大人や子ども、発達がゆっくりな自閉症の大人や子どもなどほんとに全ての人間が対象になります。

冒頭でもお伝えしましたがABAは心理的アプローチで、行動に着目していきます。

良い行動を増やして困っている行動を減らしていくのが目的になります。

なので必ずしも発達障害の子どもだけが対象ではなく大人や子ども、老若男女関係なく実施することができるんです😃

欧米では自閉症の子ども、特に早期療育(2〜3歳から始める)においてABAを取り入れることで確かな実績が確認されていますので、自閉症の療育によく使用されているんですね。

ABAではどんなことするの?

ざっくり説明すると

「行動に着目して困っている行動を良い行動に変える」です。

行動とは「観察が可能で測定できるもの」と定義されており行動については次回のブログで詳しく説明したいと思います。

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ABAは行動の““と““に着目して適切なアプローチをかけていきます。

普段の生活においてお子さんに「こういう風にしてほしいな🫤」と思うことは誰でもひとつやふたつはありますよね。

行動の例をひとつ挙げてみます。

小学生のT君とY君という男の子が学校にいます。
T君とY君がそれぞれ別の友達と「ボール遊びをしよう」となり、倉庫へボールを取りに行きました。T君が倉庫にひとあし早く到着しボールを手に取りました。
するとすぐにY君が倉庫にやってきてボールを探しますが、T君が持っているのが最後だったようでボールはすでにありませんでした。するとY君は目の前のボールを手にしているT君からボールを横取りして遊びに行ってしましました。

ここでY君の行動に着目してみましょう。
みなさんが印象に残っているのは「Y君がT君からボールを横取りしてしまった」という事実かと思います。
そう、Y君の行動とは「ボールを横取りした」ことですね。
子どもの世界では割とよくある事例かと思います。

では、先ほど説明した行動の“前““後“をY君の視点でみてみましょう。

ボールを横取りする行動の前にあったことは、「ボールを倉庫にとりに行ったのにすでになかった」ということです。

では、行動の後をみてみましょう
ボールを横取りしたあとは「遊びに行ってしまった」ということでした。

なぜY君はボールを横取りする行動をしてしまったのか。
それは行動の前後を確認するとはっきりと分かるかと思います。

きっかけ → 行動 → 結果

行動を起こすきっかけとはつまり、ボールが倉庫に残っておらず、目の前にボールを持ったT君がいたということがきっかけとなります。

そして遊びに行ってしまったという結果から、ボールを手に入れることでY君は友達と遊ぶという目的を果たせることになります。


Y君は友達とボール遊びをしたくてなんとしてもボール手に入れたかったのでしょうね。

これがABAでの行動を紐解いてみていく形となります😌

終わりに

きっかけ、行動、結果のことを専門用語では三項随伴性というのですがこの三項随伴性をしっかり分析するとなぜ、好ましくない行動をしてしまったのかがはっきりとします。

子どもだってはじめから友達が嫌がる行動をしたいとは考えていないと思うんです。
よく聞く話で、好きな子の注意を引くためにわざと嫌なことをしたり、困らせたりするなんてことありませんでしたか?
あれだって嫌なことをしたいわけじゃなくて自分に注目して欲しいだけなんですよね😭

なのであなたが今思い浮かべている子どもさんの困っている行動があれば、まずよく行動を観察してみてください。


行動には必ず理由があり、子どもはそれをきちんと理解しています。


間違った行動を正しい行動に導いてあげられるのは大人である私たちの役目です。
私がココナラで展開しているサービスでは、そんな親御様のサポートを少しでもさせていただければと考えています。
サービスを始めたばかりなので、限定10名様での価格をご用意しています。

ABAをご家庭で簡単に実施できるようになるアドバイスや単純に子育てでの悩み相談なども承っています。
わからないことがあればメッセージでお気軽にご連絡していただければ幸いです。

ABAはとても奥が深く、私も日々勉強しています。
今後もココナラブログを通して子どもの発達やABAの豆知識などを読んでくださる方々に共有していければと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

また更新します😃
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