子宮内膜症で悩まれているアナタへ

記事
美容・ファッション

私はエビデンス(証拠)がないものは好きではありません。
ロジックが説明できないものは、
お客様に紹介したくありません。

自分自身も自信をもってお伝え出来ないからです。

特に、身体のことになるとなおさらです。

だからこそ、

聞いてほしいです。

「トランス脂肪酸だけは食べないで。」
「オメガ3を摂ってください。」
【柑橘類を摂ってください。】

いろんな所で言われていますが、
これは本当です。

騙されたと思って2週間試してほしいです。

【長いので、時間ある人だけ拝読下さい】

アメリカのハーバード公衆衛生大学院の研究チームは、果物、特に柑橘類をよく食べる女性は子宮内膜症の発症リスクが低いと いう研究結果を発表しました。

子宮内膜症は不妊症の原因になり得ますが、病気そのものを治療することは困難なことから、 予防、もしくは、重症化予防が大切です。

そこで、食生活と子宮内膜症のリスクについてこれまでの研究報告をご紹介します。

たとえば、イタリアのミラノ大学の研究者らはこれまでの実施された11 件の研究結果をまとめています。

その結果、子宮内膜症の女性は野菜やオメガ3脂肪酸の摂取量が 少なく、反対に赤身の肉やコーヒー、そして、トランス脂肪酸の摂取量 が多いと報告しています。

ところが、それぞれの研究方法が異なり、また、精度にもバラツキが大 きく、結果の信頼性はそれほど高くはありませんでした。

そんな中で、今回のハーバード大学の研究は、約10万人弱の女性看 護師を22年以上追跡した大規模コホート研究「看護師健康調査2」 のデータを解析した結果で、規模が大きく、かつ、追跡期間が長期間 に渡る前向き研究で、これまでの研究に比べて信頼性も高いと言え ます。

追跡開始時に子宮内膜症や不妊症でなかった対象者、70,835名に 対して、1991年から4年ごとに食物摂取頻度調査票を用いて食品の 摂取頻度と摂取量を回答してもらい、20年以上!、追跡しています。

そして、腹腔鏡による子宮内膜症との確定診断がなされたのは2,609 症例で、果物や野菜の摂取量と発症リスクの関連を解析したところ、 果物の摂取が多いほど子宮内膜症の発症リスクは有意に低かった というのです。

特に、オレンジやグレープフルーツなどの柑 橘 類で、はっきりとあらわ れ、1日に柑橘系の果物を1個以上食べる女性は、週に1個も食べな い女性に比べて、子宮内膜症のリスクが22%低かったとのこと。

さらに、栄養素でみてみるとβクリプトサンチンの摂取量と子宮内膜 症の低リスクと有意に関連していたといいます。


βクリプトサンチンは、みかんや柿、オレンジに豊富に含まれている カロテノイドの仲間で、体内で必要な量だけビタミンAに変換され、強 力な抗酸化作用があります

また、「看護師健康調査2」のデータを用いて脂肪酸と子宮内膜症の 発症リスクの関連を調べた研究が過去に発表されています。

それによると、オメガ3脂肪酸の摂取量が最も多いグループの女性 は、最も少ないグループの女性に比べて、子宮内膜症の発症リスクが 22%低く、トランス脂肪酸の摂取量の最も多いグループの女性は、子 宮内膜症の発症リスクが48%高かったと報告しています。

必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の摂取バランスが 子宮内膜症の病変の大きさに影響を及ぼすという自治医科大大学 の動物試験による研究報告もあります。

オメガ3脂肪酸の豊富なえさを与えられたグループでは、オメガ6脂肪 酸の豊富なえさを与えられたグループよりも子宮内膜症の病変の組 織が縮小していたとのことで、研究チームは、オメガ3脂肪酸の抗炎 症作用によるものではないかとしています。

脂肪には、体内で合成することができないため、食べ物から摂らなけ ればならない必須脂肪酸があり、その代表的なものが、オメガ3系とオ メガ6系の脂肪酸です。

オメガ3系脂肪酸には、α-リノレン酸、EPA、DHAなど、オメガ6系脂 肪酸には、リノール酸、アラキドン酸などがあります。オメガ6系脂肪酸 は、一般的な植物油や動物の脂に含まれているので、現代の日本人 は過剰摂取気味ですが、オメガ3系脂肪酸は、食の欧米化や、魚の 摂取量が減ったことなどから、摂取量は少なくなっています。

脂肪酸は、生理活性物質の原料になり、オメガ3系脂肪酸のα‐リノ レン酸を基にして、体内で生成されるEPAからは、炎症、アレルギーを 抑制する生理活性物質が生成されます。

アルファリノレン酸は、シソ油(エゴマ油)や亜麻仁油などに豊富で、 EPA・DHAは、イワシ、サバ、マグロなどの青魚の魚油に多く含まれて いることから、これらの魚を意識的に摂取することが大切です。

このように、果物、特に、みかんやオレンジなどの柑橘類を食べ、肉よ りも、魚中心にし、加工食品やスナック菓子は控えめにすることが、子 宮内膜症の予防や重症化予防にプラスになるかもしれません。

◎文献)
1)Hum Reprod. Advance articles published:1 Feb. 2018
2)Reprod BioMed Online 2013; 26: 323.
3)Hum Reprod. 2010; 25: 1528.
4)Fertil Steril 2008; 90: 1496.
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す