「食える」と「売れる」、違いとは。

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声優に限らず、個人事業の皆様は、
少なからず同じことを考えているのではないでしょうか。

声優の場合、「手形」という段階を経て現金化され、手元に振り込まれます。
(現金支給という事務所もあるそうですが、自分は普通に銀行振込でした)

言ってしまいますと、自分の最高月収は手取り50~60万円ほどでした。
あくまで「最高」月収ですが。

たまたま、振り込まれるタイミングが重なるとこうなる、というだけです。
サラリーマンとは違うところがまさにココで、「単価」なんです。

このココナラでも、プロ・アマが混在しています。
商用プロもいれば自称プロもおり、
アマチュアでも、実力がプロに及んでいる例も沢山あります。

選ぶ側も基準が難しいかもしれませんね(笑)

上記の様に、1か月、もしくは数か月間、
手元に来る金額が多ければ「食えている」と言うことはできるでしょう。

しかし、全ては「契約」の世界。
レギュラーが消滅すれば、すぐに食えなくなり、
CMであれば延長が付かなければ、食えなくなります。

散々、経験してきました。「売れる」ということが必要でした。

これは、必ずしも「視聴者に売れる」必要はありません。
業界内で売れれば良いのです。つまり、知ってもらえるということですね。

そのためには「何を売り出さなければいけないのか」がカギな訳ですが…。

この分析が甘かった。

自分で武器だと思っていても、実はそれが違っていたと後で分かったり、
自分の確信に、本当には自身が無くて打ち出せなかったり、
プロになると、基本誰も教えてはくれないので、
自分で見つけるしかありませんでした。


この「実力で売れる」パターンは、非常に強いですが、
もう一つ、世間に売れるパターンとして強いのは、
出会った作品・キャラクターとの相乗効果ですね。

スパロボがいい例ですが、今はナレーターとして活躍している先輩も、
このときはヒーローとして呼ばれます。

「もう昔のことで、憶えてないんだけどなぁ(笑)」

とおっしゃいながらも、楽しそうに収録談を語ってくれた先輩もいます。

売れても、単価が低ければ食えないし、
食えていても、キャラクターや番組が無いと日の目を見ない。

役者が売れる、キャラクターが売れる、その両方。

YouTuberや副業声優が台頭するなかでも、これは普遍である気がします。
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