ポルトガル語の世界2

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コラム
 入った大学ではいろいろな人に会った。アフリカに住んでいたという帰国生、私と同じように地方から上京してきた学生、海外出身で日本に長年住んでいるという先輩・・。思えばその頃から変わらず、今もいろいろな文化に触れながら私は生きようとしているのかもしれない。
 忘れもしない。大学の入学アルバムに書かれた自分の「トリリンガル以上になる!」という言葉。そういう思いがやっと最近叶っているようにも思う。運命とは不思議なもので、オンラインの仕事だけしている今、生まれ育った日本の地方都市で私は日本語・英語・ポルトガル語・スペイン語を使う環境にいる。

 ポルトガル語に対しては少なくとも今は「どっぷりハマる」という体験はしていないと感じる。しかし、時々訪れるビリっと来る感覚は忘れられない。(詳しくはまた後日、私の趣味などについて書こうと思う。)
 初めてネイティブの先生の授業を大学で受けた時の楽しさも、留学中の感覚も、それからポルトガル語やポルトガル語圏の文化を知っていくうえで知り合った人たちとのやり取りも、忘れることはないだろう。

 そうだ、このブログを書いてみようと思い立ったのは先月末、名古屋にあるブラジル料理レストランに電話をして、久しぶりにブラジル人とポルトガル語で会話した時だった。
-Olá. (こんにちは。)
-Boa tarde. Gostaria de reservar uma mesa para o dia 1 de maio.
(こんにちは。5月1日に予約したいのですが。)
-Dia 1. Quantas pessoas? (1日ですね。何人ですか?)
-Duas. (2人です。)
-OK.  (オーケー。)
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 最後に自分の名前を伝えると店の人は「はい。」と日本語になっていたが。「ポルトガル語の世界」というタイトルにしたのはポルトガル語圏以外にもポルトガル語を使用する人々は存在していると主張したかったからだ。
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