人間の無力を感じる日

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こんにちは皆様。
朝からお天気が良くって、ベランダには鳩が止まっている。
こんな日は洗濯だ。
洗濯好きの私はそう思う。
シーツを洗って、布団を干して、そこは猫が邪魔をしてくる。
おもちゃでおびき寄せ、猫が離れた所で、シーツをはがし、洗濯をする。
こんな日常が大切に思える日。
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今日は3月11日です。
私は自分が何もできなかった日だと、思い出します。
人間は自分だけでは何もできない時間がある、それは子育てだったり、仕事だったり、人によって様々です。
でも、この日は自分ではどうにもならない瞬間がある。
人間の力がいかに小さいものかと感じている人も多い筈。
あの時、テレビはヘリで撮影してないで、助ければいいのにと言っていた人がいた。
昨日その時ヘリに乗っていて、カメラに収めていた人が、「助かって、誰か助けて。」と思いながら撮影していたと知って、津波が押し寄せてくるのを、見て映して、どんなに歯がゆかっただろう、どんなにやりきれなかっただろうと思う。
誰の心にもじくじくした傷口がふさがってきて、やっとかさぶたになったような10年目なのだと思う。

いまだに私は、自分に出来る範囲で、何ができるのかを探している。

きっと多くの人がそう思っていると思う。
傷口をふさぐ手立てはないけれど、覚えているのは出来る。
ずっと覚えて居よう、自然に感じた無力感を。
そして、伝えるのだ、人間は無力だと。

いつも有難うございます。

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