本と戯れる

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こんにちは皆様。
本が好きだー、本が好きだー、本が好きだー。
大切な事なので3回書かせて頂きましたが、私は本が大好きです。

どの位かと言いますと、私の住んでいる地方は結婚の時、道具を買って持って行きます。
道具とはタンスだったり、タンスの中身だったり、電化製品だったり、そんな事をしない家も増えているかも知れませんが、私の親は道具を買わないと恥ずかしいからと言って買っていました。

私は興味が無かったので、親が買って家に置いて有る道具を見て「いらないよー。」と言っていたのですが、たった一つ拘りが合って、それが本棚。

実家から本を持って行くつもりが有ったので、それが全部入る本棚が欲しいと言っていました。

20歳で貯金も少なく、親が買う物なので、文句は言えなかったのですが、本の入れ場所には一言あった。

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結婚してビックリしたのも本の事だった。

私は漫画、小説、専門書と本は何でも好きだったのだが、夫は違っていて本はデータがあるのしか見ないと言っていた。

「小説も面白いよ、漫画も為になるのはあるし。」私は本が邪魔扱いされるのが嫌で言ってみた。

「そんなもの、嘘ばっかりや無いか。」と答えた。

データが乗っている物にも本当でないものもある、人が書いている限り文には人の考えが乗ってくる。

メディアコントロール(その名の本です、ノームチョムスキーの書いた)読んだらええのに私の気持ちはそんな感じです。

本はデータを取ったり、知らない事実を見るだけの物と考えるのも、一つの考え方ですが、それは人生勿体ないと思ってしまった。

私の場合、本とは友達であり、師であり、親だった、本から流れてくる言葉を受け止めて、それを貯めていた。

誠でない小説に有っても、作者の頭の中の真実が、文に投影されていて、それを私たちは受けて、作者との対話を始めるのだ。

対話と言っても作者に届くことが無い片思いの対話、それが面白くもあり、少し苦しい時もある。

長女は余り怒らない性格だが、夫にこんなものほっておくな、と本を蹴られて怒り倒していた。

本が大事なのは私だけでなく、大勢の人が感じている事なのだろう。

私と長女の部屋は、本に占拠されて、さながら本の管理人となっている今、本と戯れる幸せを感じている。

いつも、有難うございます。


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