不登校の息子「あ、この考えって親の期待なんだ」 やっば、きづかなかったわ

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行きたいけど行けない。これは嘘じゃなくて本当なんですよね。

んで前回のブログ記事の続きですよ。

今回わかって欲しいのは、行きたいと思っているのは顕在意識(親の意見)それで、行きくないと思っているのが潜在意識(本人の意見)

このことなんですよね。

③顕在意識:学校に行きたい 潜在意識:学校に行きくないこれを紐解くのはめっちゃ簡単。

小さい頃からお母さんに愛されて育ってきていました。お母さんからすると息子はとびっきり可愛い。なんでもしてあげたくなってしまう。

息子の痛みはお母さんの痛みと同じようなそんな素敵な愛情関係が形成されています。

小さい頃はいいのですが、徐々に大きくなると子供は小学校、中学校と競争社会に入っていきます。学力と運動神経という主に大きく2つの指標を追わされます。

ここで、おかしいと思った子どもは「反抗期」を迎えて、自分のやりたいことや、やりたくないことを自覚し、親や学校に対して反抗します。

その反抗をする中で、自分が何をしないといけないのか、何をべきなのか、どう生きていくといいのかを漠然と考え始めます。自分の得手不得手を初めてしっかり考え始めます。親からはなんでもできると育ててもらいましたが、社会的に考えるとそうではないことに嫌でも気づきます。

私はこの反抗期がある成長過程を”正常の成長過程”と考えています。

では、正常ではない反抗期のない子供はどうなるのか?見ていきます。

中学生、高校生となり、自我が目覚めてきます。何かいらいらそわそわ、言葉にはできない感情や感覚です。性への目覚めも出てくるので、どの感覚が何かわかりません。

(嫉妬、劣等感、優越感、性行為への憧れ、賞賛されたいなどの大人が感じる複雑な感情を一気に感じ始めます)さらに、自分の意見をあまり言ってきていないので(親の意見が自分の意見だと思い込んでいる)言いたいことを言うことができません。または、親が全てやってくれるので、自我の目覚め自体が遅れています。これにより、親の意見と自分の意見の違いが明確に分からず、境界を持たずに成長してしまいます。

もう少しわかりやすく説明します。中学に入り、成績がいいとお母さんがとっても喜んでくれた。勉強が好きと言うよりは、お母さんのことが好きだから勉強を頑張った。そうして、塾にも通いお母さんが求めていた公立高校に入学することができた。自信にもなったし、なによりお母さんが喜んでくれて嬉しい。でも合格して思ったけれど、僕よりもお母さんが喜んでいないか?合格してなんかちょっと残念なところあったんだよね。なんでか分からないけれど(この気持ちについては後で書きます)

こんな感情になっていることが極めて多いです。しかし、これは顕在意識には出ておらず、潜在意識で行われています。(中学生で「親のこと大好き!」といったら、友人から白い目で見られてしまいますからね。そのため、この気持ちを抑圧します)

そんでこっからが問題…高校に行ったのも受験をしたのも、自分のためもあるが、お母さんのためというお母さんの希望や期待を背負って入っています。それは”いい子だね”と褒められることに慣れてしまい、”いい子でいなければならない”という強迫観念まで成長してしまうことがあります。

実は受験をするとき、潜在意識では友達のいる学校に行きたかったかもしれません。そのため、合格してもなんか嬉しくなかった。実は不合格で友達と同じ学校の方を潜在意識(=本音・自我)が望んでいたんですね。それには気づかないので、モヤモヤという感覚だけが伝えてきていました。

そしてそして、高校に入学。中学までと異なり、同じ学力層なので努力をしないと上位を取ることができません。当たり前ですが生徒のうち20%は、学力下位になります。

学力が下位でも全く問題ない生徒がいる一方、”いい子”と”親の喜ぶ顔”が見たくて入学してきた生徒は大変。なんとかして、いい子でいるために必死で勉強をしてみます。しかし、なかなかうまくいきません。周りも勉強していますからね。

そして、次のテストでは頑張ると言ったのにも関わらず、そんなに成績も伸びず、周囲に心配されます。特に母親に心配されます。このときに、母親にかなりキツイ対応をしますが、これは母親から”いい子”だと思われたいのに思われない、しかも心配までされるという強烈に嫌な現実を見たくないためです。

好きで好きで好きすぎるからこそ、母親を悲しませたくなく今まで頑張ってうまくいってきたのに、それがもうできない。そして、心配までされて男らしさもあったもんじゃない。そんな気持ちになってしまいます。

この状態は、親も子も超絶辛いですよね。

そして、心に栄養がなくなってしまい(じぶんがいい子であるというアイデンティティーの崩壊、自分の何を信じればいいのか分からない)などが起きてきます。

この辺りから、行きたいけど行けない。そして自分がわからないという状況になります。

ここに追い打ちをかけるように次の提案がきます。

● 遅刻してもいいから行けば?
● 朝送ってあげようか?
● 転学してもいいんだよ?

これらはとても愛情深い素敵な提案です。しかし、今までこの子は自己決定・自己選択・自己決断をしてきた機会があまりに少なかった。そのため、いきなりこんなことを言われてさらに困ってしまいます。

自分でも訳がわかりません。
● 病院に行くべきなのか
● 自分の人生終わったなどと悲観をしてしまう。
そんな状態です。

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さて、では何が起きていたのかをゆっくり紐解きましょう。

私の考え方の根本は、発言よりも”行動”に注目することです。
例えば学校に”行かないという行動”については、どう考えるか
。学校に行かないので、この子は”行きたくない”と考えます。
そのため、いくら口では行くと言ってもこれは、誰かの思いを言わされているだけです。だって、行きたくないのですからね。
その誰かとは”お母さんの思い”です。
なので嘘をついているわけではないのです。
本気でただ、混乱しているだけです。

自分では行きたいと思っている(顕在意識つまり、母親の思い)でも潜在意識がそれをブロックする(行きたくないという本心)

初めて強烈な本心が出てきたので、子どもも混乱します。
成長により、親の意見よりも自分の意見の方がエネルギーが大きくなった瞬間とも言えるので、見方を変えると不登校は素晴らしいんですがね。
そう流暢なことも言えませんが、エネルギー的な観点から見ると初めて親の意見に反抗しています。
これが私が不登校も反抗の一種という状態です。

そして”いい子”をキープしながら、反抗する唯一の手段が不登校ですね。なので、この”いい子”を外してあげたいですね。

さて、話を戻します。
行きたいけど行けない。
という状態は改めて説明します。自我が確立できていないので、お母さんの思いが自分の思いであると認識してしまっています。そのため、行っていることとやっていることにずれが生じます。

また、私は不登校は実は反抗の一種だと私は考えています。中学生、高校生の思春期になると、素敵なエネルギーや思考もそして邪悪なエネルギーや思考も双方に経験します。性への目覚めも出てくるところです。

そのため、そのエネルギーをうまく処理しきれません。かつては、暴走族や校内暴力のように取り上げられた、表向きの反抗、外向きの反抗が多かったようです。しかし現在は、このエネルギーが内面に向き、自分を破壊・破滅させる方向に動いているため、不登校になっている可能性があると考えています。

自分の中のエネルギーがうまく消化できない。
それで、人間はエネルギーが余るとどうするか…ネガティブなことを考え、動かなくてもエネルギーを消耗します。そんなこんなで、ネガティブなエネルギーが溜まってしまい、消化もなかなかできずに不登校。

そして、親の期待を背負い込み過ぎた疲れからか、自分と向き合う時間のためなのか、学校に行くことができなくなります。

ただ、間違ってほしくないのは、これって登場人物の誰も悪くないです。そうなんです、成長過程で反抗期はきますし、1度は死にたくなる時休みたくなるときはきます。

それがたまたま中学生、高校生に多いということです。ではでは、どうやって解決すればいいのか?そこについては、次回詳しく解説しますが答えだけお伝えします。

母親から明確でわかりやすい愛情を示し続ける。
これだけで、不登校が治ったという事例を何件か聞いています。

次に、根本的な解決策です。
母親が自立的な人間関係を作れるようになること。
これについては、また別途記事を書きますので、お楽しみに!


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