辞めない就職、辞めさせられない就職 No3

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ビジネス・マーケティング
就職までの流れ

以前のブログで就職までの流れを大まかに説明しました。
今回は、その詳細をきちんと書きたいと思います

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図のように、ポイントはモチベーションの波線です。
可能であれば、何の苦労もなく一直線に内定まで行くのが理想ですが、ほとんどの場合、必ずと言っていいほど落ち込むときがあります。

そして、その谷は同じような時期に同じような条件で起こります。
だから、事前にその谷を知ることで、また対策を練ることでモチベーションをあげていく必要があります。
なぜなら行動をしないと内定は取れないからです。

行動は、自信×興味です。
自信と興味を持つことでモチベーションが保たれます。
5不によってできるモチベーションの谷を越えるために対策を説明しましょう。
モチベーションの谷を超えるために欲求の力を借りて前に進んでいきましょう。

イベントは「きっかけ」「邪魔」「リサーチ」「準備」「ちゃちゃ」「内定」の順に訪れます。
1つひとつクリアして行くのですが、その際のキーワードをしっかりと押さえるのが就職を成功させる秘訣です。

まず、5不から説明します。
5不とは、文字通り5つの不のことです。
不満、不足、不便、不利、不安です。

不満は、満足ではない状態。
このときは、モチベーションは0です。
人は不満を口にします。態度で表します。
だから、その力を外に出してしまうのでモチベーションを高める力にはなりません。

次に不足。
何かが足りていないので、それを補おうとする力が働きます。
それがモチベーションを上げる力になります。
でも、その不足をしっかりと認識していないと、長続きしません。

不便は、リサーチをする際に面倒くさいと思うことです。
簡単にできないと作業は思うように進みません。

不利は、リサーチによりすべきことがわかってきたときに、具体的な不利が見えてきます。
もちろん、不利をそのままにしておくといい結果は出ません。
問題対策として、なくす。軽減する。代わってもらう。で対応します。

最後は不安。
安心できないという事です。
それは、自信がないという事です。

前回のブログで、自信や興味、行動の中身を詳しく書いていますので、それを参考にしてもらうと理解しやすいです。

それでは、各イベントごとにその時の状態や対応の仕方を説明しましょう。

スタート

スタートは、あなたが就職活動を始めようと思ったときから始まります。
その時は、何か不満を感じているはずです。
でも、行動できない。
焦るばかりで、動けない状態が続きます。

そんなときは、とりあえずハローワークに行ったり、就職冊子をもらってきたり、派遣会社に登録したりと、思いつくことを上げてみましょう。
今は情報を集めるだけでいいです。
せっかく集めても、それを使わなければ無駄になりますから。

でもすぐに、モチベーションを高めることが起こりますから、思いつくことの中から、しないといけないことが見つかるので、集めた情報は無駄にはなりません。

モチベーションを高めるのは、きっかけです。
それは、スタートをして情報を集めると、何かのきっかけが見えてきます。
人は関心を持つと、普段は気づかないような些細なことも目に飛び込んできます。

例えば、新しい服を買ったり、新車でドライブすると何故か同じ服や同じ車が目に飛び込んで来ます。

10回言い続ければ叶うと言います。
叶うと言う字は、口が十回と書くからですが、それは10回は常に意識しているとその情報が集まって来たり、言う事で他の人の助けが得られるからで、決して言うだけでかなうはずはありません。

きっかけ

就職活動で言うきっかけは、やはりお金です。
働いていないとお金が入ってきません。
でも、お金は使わないと生活できません。

貯金が沢山あれば、あまり心配はいりませんが、そうでなければ通帳残高を見てしまいます。
するとあなたは、素早く計算するはずです。
この残高で後どれくらい持つのかと。

具体的なイメージではありませんが、残高=死をイメージします。
残高が0円になると、住むところがなくなり、ご飯が食べられなくなる。
つまり、死が見えてきます。

そうなる前になんとかしないとと行動する力が出てきます。
でも、その力は長続きしません。

それはあなたが素早く計算できるから。
もし貯金が1,000円しかなかったら必死になって動くと思いますが、そうではありません。
十分な余裕はないと思いますが、今日明日追い出されたり、ご飯が食べられなくなる状態ではないはずです。
だから、モチベーションが下がってしまいます。

そして、また通帳を見て動き出し、モチベーションを下げてスタートに戻るが繰り返されます。

リーマンショックの時にNHKで派遣切りの話がありました。
数か月後に派遣契約が切れると言われた社員にいろいろと取材した話でした。
結局その方は、派遣契約が終わると、寮を追い出され最後には数百円ほどのお金しか持たず、実家に帰ると言って終わります。

別にその方がどうかと言うつもりはありません。
スタートときっかけは、グルグルと回り最後に停止してしまうことが起こるのです。
最初に起こる大きな壁ですから、この壁は早く壊しておくことが肝心です。

その第1歩は、何が不足しているのかを具体的に知ることです。
それはそのまま就職活動の目的になるからです。

私は、その目的を幸せになることとして訓練を行ってきました。
そして目標として就職をかかげています。

では、幸せとは何なんでしょう。
幸せってなんだっけ、なんだったけ。ってCMがありましたが、答えをお金と心の満足とします。

お金は現在社会を生きていくうえで必ず必要となります。
しかし、心の満足なしではお金があっても幸せに離れません。

とはいえ、心の満足は人によって違うのでわかりにくい。
そこで、ここではお金の満足に焦点を当てておくことが大事です。

具体的には、普段の生活に必要なお金はいくらかかるかを1000円単位で確認することです。

大体ではいけません。
なぜならそれがちゃちゃにつながるからです。
ちゃちゃは、内定がもらえる直前に起こる不安のことです。
その1つにお金があります。

訓練生の中には、2次面接で落とされる人がいます。
1次面接まですんなり進むのに、2次面接で落とされることが続きます。
理由は、自分から不採用になるように仕向けているから。
しかも無意識にです。

その理由は、お金です。
きっかけの時に、具体的にお金の計算をしていないときに起こります。
2次面接に行くと言うのは、ほぼ内定が決まりかけるころです。
だから、具体的にどれくらいのお金がもらえるかがわかってきます。

そんなときに、きちんと計算をしていないと不安になる。
と言うより、足らないと気づきます。
本人は、わかっていないのですが、思考の奥には計算がきちんとできていて、明確に不足していることがわかるのです。
だから、その問題を解決する方法を取ります。
それは、その会社に入らないこと。

最初から具体的な計算ができておれば、その計算より上の金額がもらえる会社に応募するので、上のような不安になることはありません。

理想は、月々の必要な金額の10%増しの金額がもらえるところです。

邪魔

邪魔はあなたの味方です。
スタートときっかけをグルグル回っているうちは、邪魔が入ってなかなか進めないので、邪魔を悪く思う人がいますがそうではありません。

命を守る欲求を満たすため、不足を理解出来たら次の欲求に進むために邪魔をしているだけです。

次の欲求は安全安心の欲求です。
安全の反対は、危険と言われますがそうではありません。
安全の反対は、知らないこと。

つまり、その先を知らないから通してもらえないのです。
以前のブログには、私が冬のエベレストに上るとき、Tシャツと半ズボンで登ろうとしたときに、あなたはきっと止めるでしょう。と書きました。
でも、そんなあなたも、ガイドをきちんと雇い、スタッフも設備もきちんと用意して、すべての起こりうる危険を対応したと言えば、応援してくれると思います。

邪魔は、知ることですぐに通してくれます。
安心安全の欲求がそうさせてくれます。


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