パソコンが苦手な方は、どんな人でしょうか?
職業訓練校で、パソコンを教えていて気付いたことは、表題にあるように、〇〇で〇〇〇であることが多いようです。
〇の中には、1文字の漢字が入ります。
だから、この問題にあてはまる方は、パソコンが苦手であると言えるでしょう。
このブログを読まれている方は、パソコン操作をして見ている方が多いので、苦手な方は少ないかもしれませんが、スマートフォンで見ている方には苦手な方もいると思います。
さて、答えはわかりますか?
答えは、大人で日本人です。
街のパソコン教室には、こんな方ばかりです。
そして訓練校に来る人も、パソコンが苦手ですと言われる方は、こんな方ばかりです。
では、苦手でない方は、どんな人か?
それは、子供で外国人。
パソコンは機械です。
それに操作が必要です。
だから、何度も触わらないとできるようになりません。
でも、大人は失敗を恐れます。
社会に出るまで、失敗をしてはいけませんと教えられてきたからです。
でも、子どもは失敗を恐れません。
怒られても、間違っても、何度も触ります。
私の息子が小さいころ、買ったばかりのパソコンの話です。
家に帰ると電源がついていて、画面が無茶苦茶になっていたことがよくありました。
触ったらダメと怒っても、言う事を聞かず。いつ壊れやしないかと心配していました。
ところが、ある日、パソコンの画面にペイントが立ち上がり、絵が描かれていました。
知らないうちに、操作ができるようになっていたのです。
だから、大人も失敗を恐れずにどんどん触りましょう。と言いたいのですが、
やはり触れない方が多いです。
別に爆発したりする危険なものではないのですがね。
次に外国人。
そもそもパソコンは日本人が作ったものではありません。
でも、日本人が作ったスマートフォンは、説明書がなくても使える方が多いです。
日本には、パソコン教室は多いですが、スマートフォン教室はあまりありません。
同じようにアメリカにはパソコン教室はあまりありません。
それは、勉強しなくても感覚的にできるので需要がないからです。
では、なぜ日本人は、パソコンが苦手なのか?
それは、民族性です。
日本人は農耕民族。アメリカ人は狩猟民族。
狩猟民族は、狩りをするとき、チームを組んで行いますが、
必ず名前を言って、すぐに命令をします。
〇〇、右に動いて!音を立てずに。と言う感じです。
でも、農耕民族は、チームで仕事はしますが、毎日同じ顔触れで同じ作業。
別に〇〇と呼ばなくても、以心伝心。
命令もしなくてもわかってよ。と言う感じ。
だから、命令の文法が違います。
外国人は、すぐに主語、命令、そして詳細。
日本人は、主語を言わず、詳細をうだうだ。最後に命令です。
パソコン操作は、主語(範囲指定)、命令(メニュー)、そして新たな画面から詳細を選択します。
でも、日本人の感覚として、いきなり詳細を探します。それが載っている画面がでていないのに。
だから、パソコンの本は、まずこのボタンを押して、そして出てきた画面のここを選択してと、その順番を書いています。
これらは、1つでも間違えたり、忘れたりすると、正しい画面が出てきません。
だから余計に苦手意識を持ってしまうのです。