プログラム開発に向かない人!?

記事
IT・テクノロジー

プログラム開発に向かない人!?

プログラムは、コンピュータに仕事をしてもらうための手順書のような物です。そう考えると、普通の作業(仕事)の手順をきちんと理解して、実行できない人には余り向いていないのかもしれません。この記事では、コーディングと言う作業とは別の観点でプログラムを考えてみました。


プログラムは仕事の手順書
プログラムは、コンピュータに何か仕事をしてもらうための手順書と考える事ができます。 この場合の仕事とは、以前にも書いていますが、基本的には与えられたデータを処理すると言うのが仕事になります。

実際には、どんなデータをプログラムに渡して、どのような結果を得るかと言うのをコンピュータに依頼するというのがプログラムです。

これは、人間が行う仕事も似ている部分があります。通常の仕事も、何かをして「結果を出す」と言うのが通常は求められます。

実際の仕事では?
まずは、プログラムの話をする前に実際の仕事を考えてみます。 例えば、ある製品を販売すると言う仕事を考えます。

ある程度経験がある、セールスならば、いつまでに製品を幾つ売ると言う目標を伝えれば、経験から可能かどうかを判断して、実現可能であれば、実際に製品を販売してきます。これだけでも仕事はある程度成り立つ事になります。しかし、同じ指示を余り経験のない新人にした場合はどうでしょう?

当然、この指示では思ったような成果が出ないことは容易に想像できます。

新人に指示をする場合には、「誰に」どのようなアプローチをして販売すれば良いのか、事細かな指示が必要になります。的確で具体的な指示があれば、ある程度期待できる成果が出るようになります。

つまり、何をどのようにするのか、具体的な指示をしないと一般的に成果を出すのは難しいと言えます。

プログラムの場合は?
コンピュータの場合、一般的には「経験が無いのと同じ」です。 最近の AI を利用した技術の場合は、厳密に言えば、機械学習などを利用すると、過去のデータを元に必要な処理をある程度見つけ出すことは可能です。しかし、ここでは一般的なプログラムを考えます。

一般的なプログラムの場合は、初期状態では、基本的に「経験が無い状態」と言う事になります。つまり、普通のプログラムの場合、事細かな指示がなければコンピュータは期待通りの仕事をしてくれないと言う事になります。そうした具体的で事細かな指示をするためには、プログラムを書く人が、期待される仕事(処理)をよく理解して、必要な処理を順序立ててきちんと伝える事が必要になります。

したがって、仕事の段取りや必要なデータを揃えて、プログラム(指示書)を作成する必要が出てきます。

プログラム開発に向かない人とは??
ここで、実際に仕事をする場合を考えてみてください。 実際に仕事をする際に、どのような作業を何に対して、どのような順番で行って、どのような結果を出すかを考えてしているかが結果を出すための大きなポイントになります。

これがよくわかっていない場合、作業の途中で問題が出る場合も多く、他の人の助けがないとスムーズに仕事が進まない場合が多くなります。ポイントは、作業内容と実際に行う作業の流れと、期待される結果が見えているかどうかと言う点にあります。

こうした事を意識できない人は実はプログラム開発には余り向いているとは言えません。

実際にプログラムを作成してコンピュータに実行させるには、必要な処理の細かい部分を理解して、コンピュータに伝える事が必要になるからです。別な言い方をすると、仕事の取り組み方とプログラムの作成は意外に関係が深いと言えます。

まとめ
プログラミングは、実は一般的な仕事の指示に近いものがあります。 確実に仕事の成果(結果)を出すためには、仕事の全体を理解した上で、事細かで具体的な指示が必要になります。こうした普通の仕事を取り組みさいにどのように仕事に対応しているかや、指示を出す際の指示書がうまく作れる人はプログラミングも同じような作業になるので、向いている場合が多いと言えます。

一方で、仕事の全体を把握するのが苦手な人や、具体的な作業手順を示せない人は、プログラミングには余り向いていない場合が多くなります。

実際には、どのようなデータを準備するかとか、データをどのように処理するかなどプログラム特有のやり方なども大きな要因ではありますが、作業の指示を作るという観点では、通常の仕事と共通する部分もかなりあります。

プログラムで作業を実施するには、基本的なデータ処理をプログラムを使わずにある程度処理できると言うのはとても重要な事です。実際の具体的な作業をきちんと理解していないと、実際のプログラムを書くの難しくなります。

したがって、プログラム開発には、その作業に対する十分な知識もとても大事になります。 プログラミング言語やプログラムの書き方も大切なスキルですが、実際にプログラミングで何をするのかもプログラミングでは重要な要素です。

この辺りが、プログラミングに向く人と向かない人の大きな違いになっているように思います。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す