Vue の公式チュートリアル

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Vue の公式チュートリアル

Vue のデフォルトバージョンが Version 3.x になりました。久々に Vue の公式サイトに行ってチュートリアルを見てみました。


Vue のデフォルトバージョン
前回は、Vue を学習する場合、Version 2.x を学習するか、Version 3.x を学習するかを選ぶ必要があるという話をしました。少し時間をかけて学習をする場合、長期的には、Version 3.x に移行していくので初めて学習する場合で、特に就職先やプロジェクトがらみでどちらでも良い場合は、Version 3.x を学習する事をお薦めするという話を書きました。

Vue の Version 3.x は、最初のバージョンは、2020 年 9 月 18 日にリリースされていて、Version 3.1 が 2021 年 7 月 7 日に、Version 3.3 が 2021 年 8 月 5 日にリリースされています。これまでは、Version 2.x が Vue のデフォルトバージョンでしたが、2022 年 2 月 7 日に Version 3.x になりました。

デフォルトバージョンとはどういうことかというと、特に指定しないで「vue」を CDN や、パッケージ管理アプリで指定すると、自動的に Version 3.x が利用されるようになります。これまでは、これが Version 2.x でした。今後は、Version 2.x を利用する場合は、明示的に Version 2.x を指定する必要があります。

これまでは、デフォルトバージョンが Version 2.x だったので、Version 2.x が主流でしたが、今後は、デフォルトバージョンが Version 3.x になったので移行が加速する事になりました。

そう考えると、これから学習する場合は、Vue の Version 3.x を選んだ方が良いケースが増えるという事になります。

Vue Version 3.x を利用するには?
特に明示的にバージョンを指定しなければ、現在では Version 3.x が使われる事になります。 詳細は、Vue の公式サイトに書かれています。

(*)Version 2.x を利用するには、明示的に Version 2.x を指定する必要があります。

従来通り、CDN で Vue のモジュールのリンクを指定するか、package.jsonで指定すれば Vue を利用する環境が整います。

Vue の公式チュートリアル
Vue の公式チュートリアルは、Vue の公式サイトからアクセスできます。

今回は、実際に自分でやったわけではありませんが簡単に中身を見てみると、基本を忠実に解説する形式のチュートリアルでした。特に特別なアプリを作るという形ではなく、基本的な Vue の使い方が解説されているので、React の公式チュートリアルよりは、初心者でも分かりやすいと思います。

全部で15ステップで構成されているので、毎日1ステップづつ学習したとしても、半月(15 日間)で一通り学習できる事になっています。一つの、ステップも量的には多くないので、分からないところをインターネットで検索しながら学習しても十分に学習できると思います。

React ではちょっと分かりにくいインストールのやり方も解説されています。

チュートリアルの後は?
Vue の公式チュートリアルは、基本的な Vue の書き方の解説なので、これだけだと実際にどのように使っていくかは少し分かりにくくなっています。

そこでお勧めしたいのが、チュートリアルを一通り学習した後は、公式サイトの例を実際に作ってみるのがお勧めです。

例も基本的なものから、実践的なもの、GUI の例などをカバーしているので、実際のアプリに近づけると思います。さらに、これらを使った簡単なアプリのチュートリアルを外部のサイトで見つけて実行すると確実に実力を養成できると思います。

まとめ
今回は、Vue を学習するための一つの方針として、Vue の公式サイトを利用する方法を紹介しました。 既に、Vue のデフォルトバージョンは、Version 3.x に変更(2021 年 2 月 7 日に変更)されていますので。多くの初心者は、Version 3.x を学習する方が簡単になったと思います。

チュートリアルと例を学習すると、Vue の基本はマスターできます。

後は、さらに応用として、もう少し実践的な簡単なアプリを作る、チュートリアルと合わせて学習すると、Vue で開発できる実力が付きます!
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