稼ぐ勉強と成長するための勉強

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稼ぐ勉強と成長するための勉強

同じプログラミングを勉強する場合でも、「稼ぐ」のが目的の場合と、「成長」が目的の場合は内容もやり方も変わってきます。この記事では、「稼ぐ」ための勉強についてポイントをまとめてみました。


稼ぐための勉強とは?

最初に、「稼ぐ」ための勉強について考えてみます。

稼ぐという事は、お金を受け取って仕事をするという事になります。

つまり、一言で言えば、仕事をするスキルを身につけるという事になります。 当然ですが、そのための勉強は、依頼された仕事を完了するのに必要なスキルや知識を身に着けることになります。

一方で、「成長」するための勉強は、事情が変わってきます。 成長するための勉強は、仕事と直接関係がな苦なってしまう場合が実は多くなります。もちろん、成長のための勉強がそのまま、稼ぐための勉強になる場合もありますが、結構な場合は違っているのではないでしょうか?勉強が目的になってしまう場合が実は多いのです。


例えば、プログラミングでは同じような機能を実現するのに、利用するプログラミング言語やフレームワークも含めて色々な実現方法が存在します。これが、「稼ぐ」のが目的の場合には、一つのやり方を確実にできる様になる方が重要になってきます。しかし、「成長」する事が目的の場合には、色々なやり方を学習して、それぞれの特長や利点、欠点を知ることも重要になってきます。

稼ぐのに必要なのは「選択」と「集中」

当たり前ですが、「稼ぐ」と「成長」では目的が違います。基本的に「稼ぐ」のが目的と言っても、もっと分かりやすく言えば「お金(を手にすること)」が目的になります。一方で、「成長」が目的の場合は、より高い知識やスキルを身につけたり、より広い知見を得ることだったりしますが、これも一言で言うと「勉強」が目的という意味合いが強くなります。

「稼ぐ」ための勉強で最も重要なのが「選択」と「集中」です。

稼げる分野、稼ぐのに必要な分野を「選択」して、その中でもよく使う物、必須の物に「集中」するのが重要です。その上で、「選択」と「集中」をするために必要なのが「期限」です。稼ぐのが目的で勉強する場合に絶対に必要な事は

* いつまでに稼ぐか(期限)
* いくら稼ぐか(目標)

です。実は、これを決めずに学習しても時間ばかりが過ぎるだけで、なかなか稼げない物です。これが、成長のための学習と大きく違うところです。もちろん、同じように「期限」と「目標」を決めて実行する事は可能です。しかし、「成長」の場合は、なかなか分かりやすくて具体的な目標を設定するのが難しい場合が多いので、このような実行仕方は難しくなりがちです。しかし、お金の場合は明確で、ある程度、実現可能かどうかも予想しやすいので、やり易いと言えます。

シミュレーションする
では、もう少し具体的にどのように、期限と目標を決めるかを考えてみます。

最初に決めるのは目標です。つまり、稼ぐ金額です。

「月にいくら」とか「いつまでにいくら」というような決め方をします。

次に、その額を達成するための仕事を探してみます。

方法は、職を見つけて就職する方法と、自分で仕事を受注して稼ぐ(フリーランス)など幾つかあります。就職の場合は、給与の相場を調べれば、目標が現実的かどうかはある程度わかります。また求人情報を見れば、必要な知識やスキルもある程度想定できるので、それを元に学習の期間に落とし込んでいけば、やる事とタイムラインが見通せるようになります。

一方でフリーランスの場合は、少しハードルが高くなります。 自分で仕事の受注先がある程度わかっている場合には、その受注額や類似の仕事の相場を調べる必要があります。受注先が思い浮かばない場合には、クラウドソーシングのサービスを見て、どんな仕事があって、相場が幾らくらいかを調べます。その上で、その仕事に必要な知識やスキルは何かを絞り込んで期限を決めていきます。


就職でもフリーランスでも同じですが、成功までの道のりを具体的に描けない場合は達成は難しくなります。「やる事」と「期限」が具体的で明確になる程成功の確率は上がります。

したがって、シミュレーションをやってみて、この方法ならばこの金額が稼げそうという目星をつけて学習に取り掛かるのが成功の秘訣です。

継続的な成功のために!
上のような方法で学習をすると、短期間でお金を稼ぐ事ができます。 しかし、長期的な展望で考えると、同じ仕事を続けるのはリスクが大きくなります。 理由は簡単で、仕事のトレンドは変わっていくというのが一つで、もう一つは、収益を伸ばすには同じ仕事をしていては時間の制約などで頭打ちになります。

そこで、長期的に収益を上げて、しかも収益を増やしていくために「成長」が必要になります。この「成長」のための勉強は、この記事の最初に挙げたような目的が「勉強」では、継続的な成功にはつながりません。あくまで「稼ぐ」ための学習で、ワンランク上の仕事を得るための学習が必要です。

ところが、「成長」という考え方を誤解する場合が多く、多くの場合は、より多くのことを勉強すると言う風に考えがちです。しかし、実際は、その時に必要な事を最優先で習得することが実は重要になります。必要な事を習得して使えるようになると、「必要な事は変わります」それを続けて、世界を広げていくのが本当の意味での「成長」です。

大切なのは、その勉強を「いつ」やるかになります。

まだその時期でない場合は、目的は勉強ですが、適切な時期にやるとそれは「成長」になるという事です。

まとめ
プロとして、あるいはプロになるために勉強をする場合、「稼ぐ」が大きな目的になります。一方で、ある事柄を深く理解して、より高い知識やスキル、知見を広げていく様な「成長」も勉強の大きな目的です。

しかし、プロとして考えた場合、より効果的、効率的に学習することはとても重要です。実際は、プロとしてのポジションを高めていく上で成長は必要ですが、その成長のための勉強をいつするかが大きなポイントになります。

「今本当に必要なのは何か?」を見極めるのが、稼ぐための学習で一番大切な事になります。
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