フリーランスのプログラマ

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フリーランスのプログラマ

プログラミングを学習してそれを仕事とする場合の選択肢は二つあります。一つは、会社でプログラミングの仕事をする事です。もう一つはフリーランスとしてプログラミングの仕事を受注して稼ぐ方法があります。この記事ではその違いについて紹介します。


プログラムを書く事が仕事?

プログラミングを学習して、プログラムを開発することで収入を得るわけですから、プログラムを描くのが仕事である事は間違いありません。 プログラムが書けるというのは、プログラムで稼ぐためには、必須です。

ところが、会社でプログラム開発の仕事をする場合と、フリーランスでプログラム開発をする場合ではやらなければいけない仕事は大きく変わってきます。

理由は簡単で、会社の場合は、プログラム開発の仕事は会社が用意して提供してくれます。しかし、フリーランスの場合には、プログラム開発の仕事を見つけることも仕事の一つです。

どちらがお得?

では、会社でプログラム開発をするのと、フリーランスで活動するのはどちらがお得でしょうか?

結構難しい質問ですよね? 会社の場合は、プログラム開発によって得られる利益をその開発の関わる人で分けるという仕組みです。 従って、プログラム開発の仕事で得られる利益の総額は大きくても、沢山の人が仕事に関わるので、各担当が得られる収入は少なくなります。

一方でフリーランスの場合、仕事の受注から開発して納品するまで一人でやることも多いので、開発で得られる利益は全てフリーランスの人に入る事になります。勿論、一人で全ての仕事をするため、プログラミング以外の仕事もするわけですから、大変な分収入も多いと考えがちです。 しかし、実際に得られる報酬は必ずしも、会社から得られる給与より多いというわけではありません。

従って、「どちらがお得?」かはわからないという事になります。

同じ仕事でも受注額は違う!

多くの場合、実は仕事の内容が違う場合が多いので開発全体の報酬も違う場合が多くなっています。 勿論、フリーランスでも会社と同じ規模の仕事をやっている方はいるので、全部が全部、違うというわけではありません。また会社でも、規模の大きな開発ばかりかというとそういう訳ではありません。

会社でも、一つの開発の仕事を一人とか少人数の人に割り当てて開発するケースも沢山あります。

同じ内容の仕事の場合、一般的に会社に頼む方が同じ開発でも開発費は高いものになります。 何故、同じ仕事でも受注金額が変わってくるかご存知ですか?

この大きな理由は、開発のスピードやリスクの違いから費用が変わってきます。

多くの会社の場合、開発の責任を会社が負ってくれるので、仕事が完了しない可能性が低くなります。さらに、スケジュール(納期)も会社が責任を持って管理するのが普通なので、基本的に予定通りに進む場合が多くなります。一方、フリーランスの場合は、仕事の完了まで時間がかかる場合や、最悪仕事自体が完了しない可能性も高くなります。何度も仕事を発注している場合は、ある程度予測が付く場合もありますが、一人で対応するのと組織で対応するのでは、大きな差が出るのは当然です。その差が報酬の差となって現れてきます。

ただし、フリーランスでも、以前に開発を依頼して、その人のスキルや知識や仕事の進め方がわかっている場合は、こうしたリスクは低くなるので、繰り返し仕事を依頼しているフリーランスに発注する場合は、報酬が高くなる場合もあります。

ではどちらがいいの?

純粋にプログラミングだけで稼ぎたい場合は、会社で働いた方が間違いなく「楽」で責任も限定的です。また、想定通りに進まない場合は、比較的簡単に会社からサポートを受けられます。また、より経験のあるエンジニアからの指導やアドバイスももらえるので、会社に採用してもらえるならば、会社で経験を積んだ方が簡単にプログラミングスキルのレベルアップができます。

一方でフリーランスの場合は、全て自分で責任を負って処理する必要ありますし、プログラミング以外の仕事もこなす必要があります。開発もコーディングだけではなく、ドキュメントの作成やプログラムのテスト(検証)やデバッグも自分で行う必要があるのでやることも多くなります。最初は仕事を受注するのも簡単ではありません。しかし、自分で決められるため自由度も高区なります。

どちらも一長一短です!

しかし、どちらかを選ぶ必要があるのでポイントを挙げると:

* やりたいプログラムの分野によっては、会社のような組織でないとできない分野もある
* 自分で考えて決められない人は会社の方が良い
があります。例えば、OS の開発は一般的に一人では難しいですし、家電製品などで使われる組み込み用のソフトウエアの開発も通常は会社でないと難しい開発です。 一方で、Web 開発の場合、IT が苦手なフリーランスの方も沢山いらっしゃいますし、仕事の数も多いので、全て会社では賄えないのが現状です。従って、フリーランス向けにも沢山の仕事のチャンスもありますし、開発内容も同レベルの開発が可能です。

Web 系の開発の勉強する人が多いのは、こうした需要が多いのも一つの大きな理由です。

そこで、この記事では、Web 開発を前提に考えると、フリーランスを選択するのは意外におすすめです。 仕事を獲得するという課題はついて回りますが、全て自分でやることで「全体が見える」ようになります。プログラミングでは、この全体を見るというのはとても大切なことで、実際に顧客と、向き合ってぷプログラム開発の全体を見るので、よりシニアのプログラマーとしての成長も望めます。

まとめ
プログラミングで稼ぐ場合、会社とフリーランスが考えられますが、Web 開発をする場合、フリーランスは仕事を獲得するという課題はありますが、成長には良い選択です。

自分で考えて判断・実行する事が必要ですが、プログラム開発の全体を見る事ができるのと、顧客と向き合う機会を持てるので、プログラミングとビジネスのセンスを磨く事が短期間で可能です。

与えられた事をする仕事と、自分で考えてする仕事という差は成長のスピードに大きく影響します。

もう一つ言うならば、フリーランスならば、現在の会社の仕事をしながら副業で経験を積むという選択肢もありです。インターネットに沢山の情報がある現在では、会社のようにそばに指導者やアドバイザーがいなくても、インターネットの情報で十分に方向性を見つける事ができます。

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