「カビの侵略：梅雨のジメジメが生む家庭内の恐怖」

「カビの侵略：梅雨のジメジメが生む家庭内の恐怖」

美紀：「梅雨のジメジメがひどいよね。家の中も湿気でベタベタするし気持ち悪いわ。」

幸子：「そうだね、特に台所やお風呂場の壁にカビが生えやすくなるんだよね。気をつけないといけないな。」

美紀：「あ、それ、私の家でも同じよ。先日、キッチンのコンロの周りにカビを発見したの。」

幸子：「えっ、本当？大丈夫？」

美紀：「まだ大丈夫みたいだけど、怖いよね。食べ物にまで影響が及ぶとか考えると、気をつけないといけないって改めて感じたわ。」

幸子：「確かに。うちでも換気をしっかりするようにしよう。餅や食パンに青カビが生えていたのよ、気持ち悪いから全部捨てちゃったけど勿体無かったかなーカビ対策グッズも買ってこようかな。」

美紀：「私も同じことを考えてた。」

幸子：「梅雨はジメジメして嫌よね、カビの発生は本当に警戒しないといけないよね。」

美紀：「うん、本当にそうだね。カビって猛毒を持つ種類も有るのかしら。」

幸子：あるでしょうね。でもカビからクスリもできるのでしょう？

食品に生えるアオカビ（ペニシリウム属）は、一般的には健康に害を及ぼすことはありません。実際、ペニシリウム属の一部の菌株は、抗生物質の生産に使用されることがあります。ただし、食品に生えるカビが食品の品質を損ない、食品中に存在する他の微生物やカビに影響を与える可能性があります。

アオカビが食品に生える場合、一般的にはその部分を取り除いて残りの部分を食べることが推奨されます。これは、カビの成長によって生じた酸敗や品質の低下を防ぐためです。

ただし、食品の中にはアフラトキシンなどの有毒物質を産生するカビが生えることがあります。これらの有毒物質は、健康に害を及ぼす可能性があります。そのため、食品にカビが発生している場合は、十分な注意が必要です。特に食品の表面にカビが見られる場合は、その部分を取り除いて残りの部分を食べるようにしてください。食品にカビが広がっている場合や、不安がある場合は、安全のために食べないことをお勧めします。

食品の保存や調理時には、清潔な状態を保ち、湿気を避けることが重要です。また、食品の保管方法や賞味期限にも留意することが、カビの発生を防ぐために重要です。

ペニシリンは、世界で最初の抗生物質として知られています。アレクサンダー・フレミング博士によって1928年に発見されました。彼はペニシリウム属のカビがペトリ皿の中で細菌の生長を抑制していることに気づきました。

ペニシリンは、ペニシリウム属のカビが産生する抗生物質です。具体的には、ペニシリウム・クリソゲヌム（Penicillium chrysogenum）などのカビから抽出されます。フレミングの発見以降、ペニシリンは世界中で数多くの感染症の治療に使用され、その効果は広く認められています。

ペニシリンは、主に細菌が原因となる感染症の治療に使用されます。具体的には、以下のような感染症の治療に利用されます：

溶連菌感染症：ペニシリンは、溶連菌によって引き起こされる扁桃炎や咽頭炎などの感染症の治療に使用されます。

肺炎球菌感染症：ペニシリンは、肺炎球菌によって引き起こされる肺炎や中耳炎、副鼻腔炎などの感染症の治療に使用されます。

皮膚感染症：ペニシリンは、皮膚感染症や膿皮疹などの表在性の感染症の治療にも使用されます。

腸管感染症：ペニシリンは、サルモネラやシガトキシンなどの腸管感染症の治療に使用されることがあります。

膀胱炎：ペニシリンは、膀胱炎や尿路感染症の治療にも使用されることがあります。

また、ペニシリンは手術前の感染予防や歯科手術後の感染予防など、手術時や特定の医療処置の際に感染を予防するためにも使用されることがあります。

ただし、ペニシリンは細菌にのみ効果を持ち、ウイルス感染症には効果がありません。したがって、コロナ風邪やインフルエンザなどのウイルス感染症に対しては使用されません。

美紀と幸子：カビって悪いだけじゃなかったのね　カビさん有難う。

美紀と幸子から一言最後まで読んでくれてありがとう。(^^♪

三東周矢