昨日はナルシストに関わるとろくなことにならないので、SNS上でのナルシストの見抜き方を紹介しました。
ただ、昨日は往々にして攻撃的な人で自分に危害を加えてくるナルシストなら、避けておいた方が無難だよという意味で、記事を書きました。
とは言っても、ナルシストが全員が全員悪いというわけではありません。
中には、良いナルシストもいるのです。
ただし、根っこはナルシストなのでやっかいな部分もありますが。
今回は、そういったナルシストが3タイプいるということを紹介します。
ナルシストには3タイプいる!
コロラド大学のジョナサン・シェドラーたちは、自己陶酔的人格障害(ナルシストのこと)のサブタイプを大きく3つに識別した。
精神科医と臨床心理学者のランダムな全国サンプル(N = 1,201)は、無作為に選択された現在の患者を対象にした。
それぞれ、自己陶酔的な人格障害の最も特徴的な特徴を識別するために集計された。
合計255人の患者が、チェックリストに基づく自己陶酔性人格障害の基準と、構成要素の評価に基づく122例を満たしていた。
101人の患者が両方の方法で基準を満たしていた。
分析により、自己愛性人格障害の3つのサブタイプが特定された。
研究者たちは、著者らはこれを壮大/悪性、脆弱、および高機能/露出癖と分類しました。
で、その3つのタイプを紹介します。
1、攻撃的なタイプ
高圧的で、他人を操ったり、利用したり、だましたり、強引に押さえつけたりする。
意地悪で、他人に的威信を抱きやすく、思いやりがない。自分は何をやってもいいと思い込んでいるので、意味もなく横柄な態度をったりする。
このタイプの最大の特徴は、自己評価が高すぎること。
反社会性パーソナリティ障害に類似しているが、衝動的で、向こう見ずで、無責任ではないところは異なる。
このタイプは、自分に反抗する相手に対して、時には譲ったり、順応したりする場合もある。
ただし、ターゲットにされた被害者にとっては危険な人物。
2、気が弱いタイプ
情緒不安定で、うつ気味で、心配性で、批判的で、嫉妬深いのが特徴。
高すぎる目標を抱いて、完璧主義になりがち。
追い詰められたら、高圧的になり、劣等感を隠そうとする。
3、ハードワークなタイプ
高圧的で、競争心が強く、目立ちたがり屋で、人たらしで、カリスマ性があり、権力を手に入れたがるタイプ。
その一方で、エネルギッシュで、知性にあふれ、他人とのコミュニケーションがうまく、自己実現のために努力を惜しまないという特徴も併せ持っている。
多くのカリスマ経営者、アーティスト、知識人はこのタイプ。
ちょっと一言
ということで、友達になるんだったら3番目ですね。
その一方で、ナルシストと普通の人の線引きは難しいと言いますか、多分誰でもグラデーションの中にいるのだと思います。
100%攻撃タイプとかハードワークタイプはまずいないと思います。
どんな人であれ、高圧な態度をとってしまったり、逆に心配性になったりと感情は常に揺れ動いています。
ナルシストだって、常に高圧的だったりすることはありませんが、ただ上記の傾向が強いのです。
参考文献
Refining the Construct of Narcissistic Personality Disorder: Diagnostic Criteria and Subtypes