霊的護身(自分を祓い清める)その9 音による祓い
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音にも祓いの効果があります。
しかし、効果を実感するためには良質の静寂が絶対的な条件です。
この自然の静けさの中に人為的な音が加わることで、音による祓いは真の効果を発揮します。
たとえば澄んだ鈴の音が空気を振動させて、波紋のように空間に輪を作って広がっていくイメージが体感できると思います。
いちばん手っ取り早いのは破裂音・爆発音です。
中国文化圏では祭りや旧正月に爆竹を鳴らしますが、あの音を魔物は嫌います。
柏手にも似た作用があり、暗く見える部屋で手を打っていくと、ある方向だけ音が濁ることがあります。
その場所で何度も打ち鳴らしていくと、だんだん音が済んできて同時に部屋も明るく感じるようになります。
音の高低や音階ではなく、空気を震わせる振動が空間の質に作用して、変化を引き起こすのが音の祓いの本質です。
太鼓などの打楽器の音も本質的には同じといえます。
道具を使った音のうち、鉱物や金属の響きも祓いに使えます。
神社の鈴、風鈴、根付けの鈴、土鈴なども祓い具として有効です。また、シンギングボウル、音叉、仏具のリンなど、使える道具はたくさん存在します。
他には各種楽器や歌声や笑い声、気合の声も祓いとしての有効な道具となります。