人に指摘されると腹が立つ。この心理と対処法とは?

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職場や友人から指摘されると妙に腹が立ったり反骨精神が芽生えてしまう事はありませんか?

『言われているうちが華』

こんな言葉がありますが、実際にその状況に直面したらそんな事は言ってられない。なんて思う事はありませんでしょうか。

自分自身の感情を理解できていないのは危険です。
指摘されたことでついついしてしまう反応によっては、大変勿体ない事をしているかもしれません。
今の内に自分自身の事や当てはまる人の心理を知って、適切な対応が出来るようにしましょう。

腹が立つ様々な心理

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・弱みを見せたくない

日ごろ気を張って、人に迷惑をかけたくないと思いながら生活をしていると指摘された時に“弱みを見せてしまった”と感じて腹が立つのかもしれません。

小さなときから受験や就活等、競争の社会で生きてきた方等に当てはまりやすいかもしれません。


・負けず嫌い

誰よりも努力していて負けたくないという気持ちが強いと、指摘された時に“負けている部分を言われた”と感じて腹が立ってしまうのかもしれません。
負けるのは精神的に屈辱的で悔しいので腹を立ててしまう場合があります。

普段自分に厳しく生活している人が当てはまりやすい傾向にあるでしょう。


・弱点がバレて恥ずかしい

“指摘される部分=弱点、コンプレックス”と思っていると感情的になってしまう可能性があります。
コンプレックス(弱点)を指摘されると何とも恥ずかしい気持ちでいっぱいになり、最終的に自信が無くなってしまいます。コツコツと自己肯定感を上げている所に、ポイっと投げられた“指摘”という爆弾により積み上げてきたものが一瞬で無くなってしまうような感覚。

普段、人の顔色を気にしてしまったり、自分に自信がない人がなりやすいでしょう。

・思い込みが激しい

仕事のミスを指摘されただけでも“人間性を否定された”とか“無能だと言われた”と感じてしまう事はありませんか?場
もしかしたら自分の中で言われた言葉をネガティブな言葉へ変換してしまって、腹を立ててしまっているのかもしれません。

指摘は必ずしも人格否定につながるものではありません。
指摘内容と自分自身への否定は切り離して考えるようにすると良いかもしれません。

話を誇張する癖があったり決めつける事が多い人は当てはまりやすいでしょう。

・勘違いされていると思う

指摘されたことが自分の中で納得いかないと思った時は、腹が立ちますよね。
中には“それは私のミスじゃない…!”といった事もあるでしょう。
人柄が良いと言いやすいというターゲットにされる場合もあるかと思います。何とも理不尽な話です。

しかしそこで腹を立てても解決になりません。
一度グッと堪えて、冷静に相手へ訂正しに行きましょう。

・攻撃されたと感じる

ネガティブな事を言ってくる人を攻撃してきた人と感じると、腹を立てて攻撃的な感情で返そうとしてしまいます。
攻撃されたと感じると単純に脳内が反撃体制に入ります。脳内的には“攻撃=本体が死ぬ可能性が上がった”となるからです。


対処法

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・過去の経験からくる思い込みはないか


過去に不当な指摘をされて悔しい思いをしたり、指摘してきた人と過去に嫌な思い出があると、それに基づいて脳内が結果を出してしまう時があります。
指摘された内容を一度冷静に受け止めて、勝手に過去と繋げてしまっていないか考えてみると良いかもしれません。

・自分だけが正しいと思っていないか

自分以外の意見は間違っているという価値観でいると、違った意見を出された時はもちろん腹が立つし“相手が全面的に間違っている”と感じてしまいます。

人は10人いれば10人違った考え方です。違った考えに対して壁を作るのではなく、理解し歩み寄る気持ちを持つことが大切です。

・別の場所でイラついていた事はないか

指摘されたこととは関係のない場所でイラついたりして感情が負の状態でいると、どうしてもその後の出来事の捉え方も変わってきてしまいます。
切り替えするのが難しい時もあるかと思いますが、切り離す事を心がけてみましょう。

・相手の立場に立ってみる

実は大半の人が指摘というのはしたくないと思っています。誰だって人に嫌われたくないし、言わずに受け流した方がラクな時もあります。でもどうしてもあなたに伝えようと頑張ってくれたのかもしれません。
相手が感情任せに言っていないと分かるならば相手の立場に立ち“自分なら言いにくいことを指摘できるか”と考えてみましょう。

・全て勉強だと捉える

絶対に理不尽だ、どう考えても腹が立つのは間違っていない。そんな時もあると思います。しかしその事さえも勉強だと捉えてみましょう。反面教師に出来る事もあるでしょうし、自分だったらこうやって伝えよう…と考えてみたり。他者からは学べる事ばかりです。

・怒る事は自分の未熟さから来るのかもしれない

感情を押さえられず、すぐ言葉や態度に出てしまうのは未熟な証拠です。そんな私もまだまだ未熟で、イラっとしてしまうと顔にでてしまう事も多々あります。その度に“あぁ、人間としてまだまだだな…”と反省します。


上手くいかない事、思い通りにならない事って生きていると沢山あります。
しかし毎回卑屈になって感情むき出しにしたり、相手に攻撃しても何も前進しません。

成長・解決していく為にはまずこちらが変わっていこうという姿勢が大切なのかもしれません。


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